
Ellie
@Ellie
2026年9月24日
東の海神 西の滄海 十二国記
小野不由美
読み終わった
読み直した
新巻読むために読み返し中。
このお話やっぱり大好きだな。
そうだよなぁ、新しい麒麟が生まれる時は国は乱れて荒れているに決まってるんだよな。麒麟はいつも試練の中に生まれる。そしてその大事業に一緒に取り組んでくれるパートナーを見つけないといけないんだ。
風の海〜、東の海神〜、とどちらも麒麟が王を選定する話を読み返して思う。この麒麟という生き物が、人格を持って生まれてくるところが肝なんだなぁ。だから迷いや悩みが生じる。個人としての希望も出てくる。天命は直感はくれても理由までは説明してくれない。ただ直感に打たれてビビッと選んで終わりなら葛藤せずにいられるのに、実際には本当にこれで良いのかと自問し続けずにはいられない。己の体を通して天が地上に何かを伝えてくる、そのアンテナでしかないことのもどかしさ。
十二国記って本当に、この世界に定められた理がすばらしく、その理に翻弄される登場人物の苦悩や決意が共感を呼ぶ。シリーズの最後にはこの世界の成り立ちというか秘密のようなものが明かされるのかな…? 地図があまりにも幾何学的だし世界を動かしている理も整然としていて、何らかの上位存在が作った世界みたいだよな。
東の海神でとくに好きな部分は、麒麟がどれほど否応無く王のことを慕ってしまうのかの描写。そんな存在を持てる幸せと、己の理性や意志を超えた想いに振り回される苦労と。
尚隆という人の魅力もすごい。ここまで振れ幅大きく、でも押さえどころはしっかり押さえてくる頼もしさ。民は己の身体であると言い切ってくれる君主。
尚隆は民に尽くすために生まれ育てられたのに、国を受け取った瞬間にすべて失ったんだな。尚隆がいま雁の民に尽くすのは、小松の民から受け取ったものを返し続けているわけだ。
斡由の他責思考はイラっとした😊
六太がわずか十三歳で成人して成長が止まっている理由、この先明かされることあるのかなぁ。それだけ早く「おとな」にならざるを得なかったということなのか。
