あかねいろ "猿" 2026年9月24日

猿
猿
京極夏彦
初の京極夏彦作品。 読み味が新鮮でたのしい。 「猿がいる」 家のリビングで同居人がそう呟いたシーンから始まるこの小説、開始数ページからとにかく不気味。 人体の構造上、死角はいつだって必ず存在する。 後ろが気になって振り返れば、当然、振り返ったその背後がまた死角になる。 死角、もしくは視界の端っこ、そのどこかに、何かの気配を感じ続けるような居心地の悪さ。 そんなじっとりとした不安感を感じつつ、しかし確かに心地良い読書体験も感じながら、最後まで読み進めていこうと思います。
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