
ルイージさん
@S_Luigi
2026年9月24日
楢山節考
深沢七郎
読み終わった
深沢七郎『楢山節考』は、貧しい山村を舞台に、七十歳になったおりんが「楢山まいり」に向かうまでの姿を描いた物語です。
食料が限られる厳しい暮らしの中では、老人は家族を生かすために死を受け入れ、赤子でさえ口減らしのために捨てられます。
おりんは、自らの死によって家族が生き長らえることを願い、迷いなく楢山へ向かう姿から、仏のような存在に感じられました。一方、辰平や玉やんがおりんの考えに沿う中で、松やんの存在が不安要素として描かれることも印象的でした。
生きるために命を選別せざるを得ない村の姿から、田舎の暮らしの厳しさと、現代とは異なる「生」と「死」の価値観を強く感じました。