
ルイージさん
@S_Luigi
2026年9月24日
まぶた
小川洋子
読み終わった
小川洋子『まぶた』は、日常の中に少しずつ奇妙な出来事が入り込み、現実と幻想の境界が揺らいでいく短編集です。
飛行機の中で老人の語る情景に引き込まれる「飛行機で眠るのは難しい」をはじめ、野菜、料理、匂い、身体など身近なものが、次第に不思議で不穏な世界へと変化していきます。中でも「飛行機で眠るのは難しい」が印象に残りました。
機内を現実としながら、まぶたを閉じれば夢や想像の世界へ入り、開けば再び現実へ戻る。その情景の移り変わりがとても美しく感じられました。
僕自身、読書によって別の世界を見ることを楽しんでいるので、「まぶたを閉じることで別の世界を見る」という感覚は、読書そのものにも重なりました。
