07 "赦しへの四つの道" 2026年9月25日

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@cocoa007
2026年9月25日
赦しへの四つの道
赦しへの四つの道
アーシュラ・K・ル・グィン,
小尾芙佐,
鳴庭真人
短編集という触れ込みだが、ハイニッシュ・ユニバースシリーズの中の一冊なので、その背景に膨大な宇宙史が存在する。 時代や場所を変えて、前の話に出てきた人物が再登場したりする。 そしてすべて読み終わったあとに世界観の大きさに気づき、驚くことになる。 途中ゴイサギという単語が出てきて、異星の話なのになぜ地球の鳥がここに?と疑問に思ったが、ル・グウィンが基本的な世界設定を怠るわけがない。 巻末に舞台となった星系の成り立ち、気候、植生、動物相、宗教、歴史概略などの資料が付いていた。物語に出てくる聖歌の楽譜まで! 同作者著の「オールウェイズ・カミング・ホーム」にも同じような資料がたくさん付いていたなあ。 この綿密な世界設定が大好物なのである。 読み応えあった。異世界を旅する満足感をこれほど与えてくれるSF作家は、やっぱりル・グウィン以外にいないのだ。
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