mikechatoran "本作り500年の歴史" 2026年9月25日

本作り500年の歴史
本作り500年の歴史
アダム・スミス,
村上彩
15世紀の印刷技術確立以降の本作りの歴史を、印刷、製本、活字、フォント、製紙、貸本など11章に分けて辿る。ただ単に歴史的な事実を羅列するのではなくて、それぞれの分野である個人を取り上げて掘り下げているところが特徴的。個性的である個人を通じてその時代が生き生きと蘇る。同時に切り貼り、絵の追加、スモールプレス、zineの章で、本作りは特定の人のものではなく、読者もまた本を作ってきたし作れるのだと背中を押しているようなのもいい。それから貸本の章は現代の図書館論議にも通じるところがあって興味深かった。個人的に特に印象的だったのは製本、活字(特にフォント)とスモールプレスの章。おもしろかった。
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