
紅梅シュプレヒコール
@bear-jew
2026年9月25日
月の影 影の海(上) 十二国記
小野不由美
読み終わった
ひとまず上巻を読了。
『魔性の子』から打って変わり、ファンタジー色が濃厚になってきました。
今作の主人公は〈中嶋陽子〉という女子高生。
人の顔をうかがってしまう八方美人な性格ゆえ、軸がない少女です。
そんな彼女が〈ケイキ〉と名乗る謎の男に連れられて、異国に漂流するところから物語は幕を開けます。
早々に〈ケイキ〉とはぐれてしまい、何もわからぬまま異国を彷徨うことになる〈陽子〉。
妖魔からの襲撃、人間からの裏切りといった度重なる試練に耐え忍ぶ彼女に、自然と同情心が湧き立ちます。
そして艱難辛苦を経て、着実に強靭になっていく心身。
それは生き延びるためには必要な変化である一方、「優しさ」をも削ぎ落としていく諸刃の剣。
果たして彼女はどのような運命を辿り、受け入れるのか。
期待して下巻を読みたいと思います。

