
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2026年9月25日
読んでる
男性にとって「愛国心」とは「戦争に行く気にならせる」帝国主義的でナショナリズム的なものであるのにたいして、ウルフにとってそれは、「戦争を未然に防」ぐ平和主義的でコスモポリタン的なものだったのである(p.360)
さまざまな色で色分けされている帝国主義時代の世界地図と対照的に、「闇」によって国境が廃絶された「たんなる土地」のうえで、「人間同士の共感」によってのみ結ばれた、「自由」と「平和」の世界が創造される――ここにウルフの希望がある。(p.363)
ウルフ『幕間』の結末をアナーカ・フェミニズムや国境廃絶論的な視点からとらえる、新しい解釈がここにある。指導教授が教壇から降りたあとにこのような思考を展開していることに、言いようのないうれしさを覚えている。






