
Sanae
@sanaemizushima
2026年9月25日
読み終わった
リチャード・ローティ研究の著者による本。
「ことば」とその使い方について考えることは、政治について考えることであり、社会について考えること(p8)
中身の議論がほとんどないまま”日本人ファースト“で世間が二分されたのは記憶に新しい。ひとりひとり思いを聞いていくと、案外向こうにいると思っていた人が近かったり、近いと思った人が遠かったりして、パックリ二分というわけでもなかった。対話も大事だけど、ゴールのない会話もすごく大事だよなぁと思った。
なんでも簡単にレッテルを貼る速度がスマホを使うようになって異常に加速した感じがある。
ルワンダでのジェノサイドを例にとり、ツチの人びとをゴキブリやヘビと呼ぶことで、徐々に罪の意識なく虐殺という最悪の事態を招いた当時の状況を示していた。ことばづかいは大事なんだと改めて考える。
連帯は「発見される」のではなく、「小さき断片」を手掛かりに「構築され」ると著者はローティから引いている。
「連帯」とは、小さな共感や一人ひとり個別の人間に対しての同情やシンパシーといったものを手がかりにつくっていかざるをえないもの、と著者はいう。(p104)
連帯を改めて考えたとき、大事にしていこうと思った考えだった。小さな断片をつなげていきたい。
「リベラル」であるとは、そうした道を一歩一歩たしかめながら歩もうとすることです。その道を行く以上、絶対的な<正しさ>を我がものとして他者を裁くことはできません。むしろ自身や「われわれ」に向けられる、心地よいばかりではない反省とことばづかいの改訂をしていかなければなりません。(p199)
ハッとするところだった。時折見返して忘れないようにしよう。
ローティのこのテーマについてもっと知りたかったらこの本で、いうガイド付きだったので、初めて読むのに良い。他の著書も読んでみたいな。









