
はぐらうり
@hagurauri-books
2026年9月25日
星が吸う水
村田沙耶香
読み終わった
『世界99』を読むために過去作ぜんぶ読む、の続き。「十二国記」が電子化されたので、だいぶ先になりそうではある。中編2作。
表題作
とにかく志保がよい。志保になりたい、と思って生きている気がする。地球に生きてる感覚がなく、宇宙にいると思ってるところなど。その前にも同じようなことを、どこかのページで言っていたと思うのだが、見つからなかった。なにかを矮小化(本来は一般化であるはずなんだけれど)せずに大局をみる、概念として受け止める感じがとても心地よい。
ガマズミ
主人公の、主張するわけではないけれど、みんなこうであったら良いのにな、平和なのにな、と思っているような感じに好感が持てる。村田さんの作品には誰か一人、良いなぁと思う人が出てくる。
どちらも性が中心にある話。問題意識というか書くべき理由があったのだと思う。今は多様性といえるが、当時はどうだっただろうか、というか今でも偏見と固定観念に満ちている感じはあるので、村田さんは伝え続ける役目を負ったのだなと思う。