探 "アルジャーノンに花束を 〔新..." 2026年9月25日

探
@rickresearch0285781
2026年9月25日
アルジャーノンに花束を 〔新版〕
アルジャーノンに花束を 〔新版〕
ダニエル・キイス,
小尾芙佐,
早川書房,
池澤春菜
読了。色々語りたいがまずは泣いた。チャーリィの運命は、多くの人が一生をかけて味わうものを半年かそこらで味わったのだと思う。そりゃ泣くよ。 ※ネタバレを含む考察(とも言えない何か) 裏表紙のキャッチコピーに「人の心の真実とは?」とあったのでそれを探しながら読んでいた。 結論から言えばチャーリィが掴んだ「人の心の真実」はニーマーに招かれたパーティでの言い合いで出た「愛情」だと考える。 チャーリィは賢くなり始めてから二人の女性、アリスとフェイと身体を重ねている。 チャーリィは最初のアリスとは過去のしがらみに囚われてしまった。 フェイとは単純な人間関係(最初はチャーリィが惹かれていたが)をチャーリィが強制し、アリスとの想いの違いを演出していると思うが、アリスは最期の方までチャーリィを見届けている。手術前から人一倍学習意欲があったことに一目置いていたことは事実だと思う。だからこそ、アリスはウォレンで働く人達がそうであったように、健常者になれるならなって欲しい(してあげたい)という思いがあったのかなと。だからこそ責任を感じる部分もあったと思うし、チャーリィと身体を重ねた時点で(あるいはもっと前から)、一生面倒を見る、見なきゃいけないと思い始めていたと思う。最期にウォレンに戻ってきた時には賢かったチャーリィの面影はなく、その時の彼が失くした純朴さを取り戻していたこと、(アリスが知っていたかは描写されてないと思うが)もう余命幾ばくもないことを悟ったことから、泣いてしまったのではないかと考えた。一読しかしてないので違うと思うこともあるが、にわかなのでどうか広い心を持っていただきたい。
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