
はな
@hana-hitsuji05
2026年9月26日

マリはすてきじゃない魔女
柚木麻子
まだ読んでる
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第4章 南極と南国
「マリはそこがいいと思いました」
マリは多分、多くの人が特に立ち止まることのない魅力を感じないものに対するアンテナが立っていて「そうは見えない、思えないかもしれないけど、そこがいいよね」という描写が何度か登場する。
子どもの頃って周りの大人が思う良いもの、すてきなもの、そうじゃないものや言葉を覚えて、それぞれをそういうもんだと思いながら大きくなっていく部分が多いんだろう。
「そうだよ。わたしは自分のためだけに魔法を使ったんだよ。人間のためじゃない」
利己と利他について考える。
モモおばあさまの世代は、自分の気持ちより周囲の人を優先させ過ぎているように感じる。
マデリンは、自分のためだけに大きな魔法を使って、人間や他の魔女から離れて暮らすことになったところは、何だか結婚や家庭を持つこととかそういう典型的なコミュニティを選ばなかった女性の象徴にも感じた。
それって不幸せなことになるのかな。
すてきじゃないと思う人間も0じゃないだろうけど、マデリンは自分を大切にする道を選んだ。モモおばあさまの選択は、本人の意思ではなかったけれど、彼女もマデリンもやり方が違うだけで、いつもえらいとマデリンは思ってる。
「女の敵は女」みたいな言葉を思い出す。
分断しているように見える関係性でも、実はフィールドの違いを認め合ってお互いの場所から子どもや孫たちのために世界をより良くしようとしているのではないのかな。
なんかネルソンさんみたい。加害者と被害者は確かに戦場にいるけど、本当の加害者は別にいる感じ。
分断してるのは当事者ではなく、他にそういう状況を作り出した者がいるような。




