本屋lighthouse "焦土資本主義" 2026年9月26日

焦土資本主義
焦土資本主義
ジョナサン・クレーリー,
箱田徹
インターネットは太平洋で急拡大する巨大ゴミベルトのデジタル版である。その内部では、個人や共同体どうしの生きた交流が起こるはずの空間が、グローバルネットワークの蓄積する残骸によって窒息させられている。画像であれ言語であれ、膨大で終わりのないデータの集積は、人を麻痺させる騒音に方向感覚の喪失を生み出す。思考は狭められ、対話の可能性は押し潰される。毎日何百万人もの人々にとって、他者との主な交わりとは、このオンラインの泥沼に漂う断片に一言触れてはすぐ忘れ去ることでしかない。いわゆる知識経済の最大の成果の一つは、無知・愚かさ・憎悪の大量生産である。(p.58-59)
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