本屋lighthouse "焦土資本主義" 2026年9月26日

焦土資本主義
焦土資本主義
ジョナサン・クレーリー,
箱田徹
UXDの目的はしばしば、「摩擦なく、労力を要せず、途切れない」インターフェースの設計にあるが、それは従順で柔軟な消費者を生み出す。「摩擦がない」とは、思考や疑念の欠如を意味するからである。(p.127) 本屋lighthouseでは基本的にポップと呼ばれるものは使わないし、出版部で刊行する本にも「読者の感情を誘導するような文句」は使わないようにしているが、それは読者それぞれの「思考や疑念」を失わせないためのもので、しかしそれは「わかりにくさ」や「めんどくささ」をも生み出すため、これらを嫌がる者は寄り付かなくなってしまうという、ビジネスとしての本屋という観点からするとデメリットとなるポリシーでもある。このポリシーと実践はお店の運営において通底しているため、SNS的な思考と行動の様式が強化される一方の世界においては、これからいっそう苦しくなるやり方なのかもしれない。しかしクレーリーにこうして言及されることで、むしろ元気が出ている。
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