
けちゃ
@kecha
2026年9月26日

アルジャーノンに花束を 〔新版〕
ダニエル・キイス,
小尾芙佐,
早川書房,
池澤春菜
読み終わった
感想
あぁなんだろう、この、とてつもない話を読んだ後の感覚は。
上手く言い表せなくてもどかしい。
ぼくはりこーになりたい。か。そうかもしれない。
利口になれば皆んなが言っていることが分かって、友達が増えるかも。
教養を深めれば共通の話題が増えて色々な人と話せるようになると、私もそう思っていた。けれど、それは多分周りも同じように思っていないといい関係は築けないのかもしれない。
知識を求めるがあまり愛を蔑ろにしてしまったチャーリィ。最高の知能を手に入れたけれど、これって幸せだろうかと疑問を抱く。チャーリィと同じ境遇の人が近くにいたら、もしかしたら救われたのかもしれない。
チャーリィを愛してくれる人はいるのに、だんだんと見えなくなってしまって孤独になってしまう。
それが、最も辛い。
出来ることが急速に増えた一方で、急速に出来なくなっていく過程も恐ろしかった。だんだんと出来なくなるくらいならいっそ、一息にこの記憶と知識を消して欲しい。
最後の最後、チャーリィは優しさで満ちた人間になっている。それこそが、幸せなのだろうか…?
何度も読み返したほど好きな24人のビリーミリガンの作者、ダニエル・キイスのこの作品はずっと気になっていたけれど、読み始めたらすごいエネルギーだった。
あーやっぱり上手く言い表せない!

