ayacol
@ayacolour
2026年9月26日
ねにもつタイプ
岸本佐知子
読んでる
私はいま、目の前にあるこの英語の文章の意味について、一心に考えなければならない。
だがそう思うそばから、ついついコアラの鼻について考えてしまうのである。
あの鼻。材質は何でできているのだろう。何となく、昔の椅子の脚の先にかぶせてあった黒いゴムのカバーに似ている気がする。
触ったらどんな感じだろう。カサカサしてほんのり温かいだろうか。それとも案外ひんやり湿っているだろうか。湿っていたら、足で踏むとじんわりと水分が滲みだすだろうか。その水分は何。コアラ汁。
しかしそんなことを考えている場合ではなく、この込み入った長い一文の構造を根気よく解きほぐしていかなければならないのだった。
と思うのだがついまたコアラの鼻に思いを馳せてしまう自分がいる。
(Don't Dreamより)
