
こもる
@lost
2026年9月26日
何もかも憂鬱な夜に
中村文則
読み終わった
死刑制度系のやつ、つい手に取ってしまうこの頃。
命とは……みたいなことを考えがちだからかもしれない。
印象的だったことをパラパラとメモする。
真下のノートに書かれた「そういう人」に、自分もなりたい。
執行直前に暴れた死刑囚を、刑務官たちが必死に取り押さえて、縛って、首に縄をかける。
こんな思いをして死刑を執行している。辛いけれども、公務だから全うする。しかし死刑と無期懲役との間には判然としない境界があるばかりで、そのことが腑に落ちない。悲しむ遺族がいれば死刑で、マスコミが騒げば死刑で、そうでない事件は無期懲役なのか?
取り押さえた刑務官は、死刑判決の「曖昧さ」に煩悶する。こんなにも苦しい仕事なのに、人の命が失われるのか、そうでないかの判断基準が、不確かすぎて。