

こもる
@lost
なんでも読みます。
と言いつつテーマに偏りがあります。
- 2025年9月7日文字禍中島敦読み終わった『文字渦』を読む前に読んでおこうと思った。両者に関係があるかは知らんけど。 文字とは、それも魂の一部と見なされる、あるものの影のようなものかあ……。たしかに……。 現実のそれと文字による表現の間には必ずズレがある。表現した時点でそれを捉え切れてはいないのかもしれない。
- 2025年9月6日冥土レンタルサービス藤崎翔読み終わったあらすじから面白そうすぎて買ってすぐ読み始めた。 お梅もそうだったけど笑える場面があって心が重くなりすぎなくていいし、一方で、みんなが自分の人生を、当然だけど人間一人分の密度で生きていることを感じることができた。 自分の人生と同じように、他人の人生にもその年齢分の苦悩や喜びの物語が詰まっているんだなぁと思うなどする。
- 2025年8月31日
- 2025年8月23日
- 2025年8月22日
- 2025年8月19日
- 2025年8月17日生きるとは、自分の物語をつくること小川洋子,河合隼雄読み終わった実はこの本を読むために『博士の愛した数式』を読んだ。結果として『博士の愛した数式』は自分の中で重要な意味を持つ物語であることがわかった。 小川洋子さんの、物語を書き留める作業のいかに緻密で正確なことかと、感嘆するより他ない。 かつて偶然読んでいた、『人質の朗読会』各話最後に添えられた、ツアーに参加した人の職業、年齢、性別、参加の経緯を示した一文の、小川洋子さんにとっての意味を知ることができた。 この本を買う前に、『大人の友情』を偶然買っていたので、この後読もうと思う。 自分では物語の重要性には気づけないので、引き続き物語論などを知りながら考察を進めていきたいと思う。
- 2025年8月16日博士の愛した数式小川洋子読み終わったこの物語を読んだ人生になって良かった〜。 誰もが自分の大切な人を、惜しみなく大切にしている。加えてその事実を、相手に押しつけようとはしていない。ただ静かに、密かに思い遣っている。 博士が動くたびにかさこそと音をたてるメモは、博士の切実や無力を象徴しているみたいで、淋しくて胸が苦しくなった。 博士の愛した数式は、博士にとって、自身が見た人々のありようを表しているものだったのかもしれない。
- 2025年8月15日
- 2025年8月12日
- 2025年8月10日きまぐれロボット星新一,角川書店装丁室読み終わった人々みな愛嬌があって憎めない感じ。洗練された文章のためか、絵本を読んでいる気分になれた。 とても短いお話にも関わらず、「あーらら」とか「よかったね」とか、色んな気持ちが喚起されて、気分転換にぴったり。
- 2025年8月7日
- 2025年8月4日
- 2025年8月2日皆のあらばしり乗代雄介読み終わったふとしたきっかけで得た知識が、思いもよらない場面で役にたつことが結構ある。 なんらかの役にたてようと意識してものごとを学ぶほかに、知ることそのものに熱中できたらいいな。
- 2025年7月29日人はなぜ物語を求めるのか千野帽子読み終わった
- 2025年7月26日
- 2025年7月21日自閉スペクトラム症の私は、いかにこの世界を生きているか斎藤真理子,松本俊彦,柴崎友香,横道誠,石原真衣,頭木弘樹,高野秀行読みたい
- 2025年7月21日つまらない住宅地のすべての家津村記久子読み終わったいわゆる「みんな何かしら事情がある」ということをリアルに感じた。 同僚でもなければ友達でもない、ただのご近所さんに色々と思うところあるけど、当人たちもまた色々と思うところありながらそこで生活しているんだな。 自分が思うより、他人は悪い人たちではないのかもしれない。 思い悩む登場人物たちはなんだか、この世界に一人きりのような気持ちで生きていたように見えた。でも他人の、ぬるいお茶みたいな温度の優しさを感じることで、悩ましい気持ちが少しましになった、と思う。 無理は親切はせず、他人の息抜きになる世間話ができたらいいな。
- 2025年7月12日ぼくの死体をよろしくたのむ川上弘美読み終わったやっぱり良かった。 SFというジャンルになるのだろうか、また別のカテゴリなのだろうか……? でも少し不思議であることは間違いないと思う。 犬のたましいはいい匂いがする。 表題作も好き。あとラクダ。
- 2025年7月7日
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