
「しゃーなしやぞ」
@furu-o
2026年9月26日
透明な夜の香り
千早茜
読み終わった
図書館本
うーん タイトル通り掴みどころのない噺だったかな(主人公が事件と距離があるせいか)
人物も新城以外すりガラス越しみたいな感じだった。
と言う事で、
新城の存在が救いだったかなと。
これから先恋愛話に発展してゆくのかどうなのか?
するするっと読みやすかった。
以下付箋箇所
「フェロモンがなんのためにあるか知ってる?」
「ええと」と、言いよどむ。
「生殖のために・・・・・・」うんうんと朔さんは頷き、「これはね」と椅子に腰かけた。
「気づいて欲しいっていう匂いなんだよ。小さな生物が特殊な匂いをだすのは危険なことだ。
それでも、命をかけて、こっちに気づいて、ここにきて、と主張をするんだ」
でも、私は朔さんの仕事部屋の棚に並ぶ香料瓶のようになりたかった。その願望を今はっきりと意識した。洋館の一室で、朔さんの与えるたったひとつの香りを放ち、ガラス瓶に閉じ込められて、濁りのない透明な身体で朔さんの目にさらされていたい。このまま、ずっと。
