まみ "冷静と情熱のあいだ Ross..." 2026年9月27日

まみ
まみ
@ma-min
2026年9月27日
冷静と情熱のあいだ Rosso
冷静と情熱のあいだ Rosso
江國香織,
角川書店装丁室
江國香織さん長編小説は初めて読んだ! あおいはマーヴとの生活に満足していると自分に言い聞かせて(実際はたから見るととても幸せそう)、でもどれだけ記憶から遠ざけようとしても今の生活の端々に順正の存在が見え隠れしてしまう。順正との過去は小出しにされるものの、具体的なエピソードはあまり無く(別れの話はもちろん衝撃的ではあったけどそんなにページも割かれていない)、順正がどんな人物かはあおいの超主観的な語りにおいてしか分からず、それなのにあおいがどうしようもなく順正を愛していることだけは痛いほど感じられて、ああ、これぞ恋愛小説…!と思った。 マーヴがほんとに素敵な人で、あおいを愛すれば愛するほど、つらかった。 自分の居場所が分からないと言うあおいに対して、フェデリカが「人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないのよ」という台詞が印象的だった。 最近雨続きで今日も一日雨だったので、ミラノの陰鬱な気候の描写とマッチしていて良かった笑 Bluのほうも読むのが楽しみ。
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