ろくがつのいきもの "暁星" 2026年9月27日

暁星
暁星
湊かなえ
やはり湊かなえ作品は、自分に刺さる。 宗教二世の話といえば、昨今ニュースにもなり、想像に易い。 だが、この作品は、その想像を、超えてくる。 タイトルにある暁星は、まさにピッタリだし、其々の章(と呼ばせてもらう。具体的には、暁星と金星。)が重なった時、今これを読んでいる自分は、この感覚は本物か、疑いたくなった。 常々感じているのは、物事は見方考え方次第でどうにでも捉えることができ、自分にとっての正義は誰かにとっての悪であるかもしれないこと。驕らず、強制せず、自由が尊重された時間を生きていたい。けれども、他人と共生するには、ある程度のルールが必要で(感覚が異なるのだから当然だが)そのためには多少面倒なことも飲み込んでいる。この作品は、やはり愛を感じる。愛の形も千差万別。愛とは。半分こと、二等分は、違うのです。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved