しん
@sin
2026年9月27日
砂糖の世界史
川北稔
読み終わった
砂糖の発展を、世界史(今風の言い方をすれば地政学)の観点から追う。歴史が長いだけあって、事実を追っているだけでも映画1本見終わったかのようなドラマが満載でした。
奴隷制度と切り離せない話なので、いくらでも感動的な書き方ができたはずだが、『世界史を語る』という目的をまったく踏み外さない。そこがいいんだと思う。読み手の想像がはかどって仕方ない。たとえば、
砂糖を作る過程で残りかすの糖蜜ができる→そこからラム酒が作られる→過酷な環境で働く奴隷たちにもラム酒が人気でよく売れる→輸出するほど人気→とうとうラム酒と新たな奴隷が交換されるようになる
よくできたONE PIECEかよ…と思わずにはいられない。個人的にはハイチという国のことをもっと知りたいと気になっている。
