つん。 "傲慢と善良" 2026年9月27日

つん。
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@tsunn623
2026年9月27日
傲慢と善良
傲慢と善良
辻村深月
とても身に刺さる。物語に集中したいのに自分を振り返らせられる。それだけ自分に思い当たるところが多い。真実も架にも人間としての解像度がとても高い。そしてそれが自分に投影されてしんどくなる。。 架の章でそうだよね、となったものが真実の気付きでもう一段掘られる。自分の思考がまだ浅かったのかと、結局は自分もかと絶望させられる。いつか受け入れられるかな そして主人公の名前。架と真実。東京で自由に生きてきた架と、ミステリーとしては重要な「しんじつ」を持つ真実と。真実に関しては人間の真理さえ写してるようで。 わたしだけなのかな、いまの社会に生きてるひと多くに当てはまるんじゃないかな。親の、社会の求める「いい子」であろうとして、そうであれば良いと信じてそれにたかを括って、生きてきてしまった人。自分の意思の見つけ方さえわからない人。自分の意思で生きていないから、どこか人生に他人事感があってなにか問題があればそれは選択させた側にあると押し付けて逃げて。それでなお、自分は間違ってないと自己愛は募らせていく。自分で決定してもないから成功体験も薄くて肯定感は低いのに。 でもじゃあ、いまさらだけど、どこでどう動いていたら自分はどうなっていたのかな、とは思う。親のこと突き放すなんてできないし、とは言え自分も苦しかったのも事実で。親のおかげでもあり、親のせいでもあるいまある自分。自分なりに折り合いをつけてどうにかやってきたからこそいまの自分にはまぁそれなりに納得できている。直すべきとこもたくさんあるけど。だからこそすべてを否定しきれず苦しいよね。 自分のものさしだけで人を決めつけていないか。その人の生き方、そこから生まれる考え方自体人によって違うということを理解できているか。けど、きっとその考え方もそのものさしですらも社会や周囲から影響を受けているもので。いまの社会で自分だけの意思で、というものはほとんどないんじゃないかと思うけれども。他者の線引きと受容と。 でも、理想の相手は自分の点数、なのかな。合わないは傲慢なのかな。総合的に見てってことはわかるけど、やっぱりどうしても受け入れられないものもあるんじゃないかな。とも思うけどどうだろう、年重ねたらまた思うところあるかな。 ・皆さん、謙虚だし、自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強いんです。傷つきたくない、変わりたくない。高望みするわけじゃなくて、ただ、ささやかな幸せを掴みたいだけなのに、なぜ、と。 ・悪意とかそういうのは、人に教えられるものじゃない。巻き込まれて、どうしようもなく悟るものじゃない。教えてもらえなかったって思うこと自体がナンセンスだよ ・そうやって仲間ができたり、地元の人ともどんどん仲良くなると、オレは、自分の仕事でそうじゃなかった分、ああ、ここに自分の居場所があるって思えたとこがあったんですよね。そこでできた仲間や地の人たちとは今でも連絡取り合ってて、そういう繋がりって自分には今後ずっと財産になるな、とも思えるんですけど、今考えると、やっぱり大きな震災の後で、あれはあれで普通じゃない状態だったんだなって。オレがそんな動機で動くのでも、実際に泥は片付くから、役には立てたし、喜んでくれた人もいて、それはそれできっとよかったんだろうと思うんですけど ・自分の子どものことを決めてやらなければ、動いてやらなければ、と思う親たちの思い込みもまた、彼らが真面目で善良だからこそ起こるのかもしれない。子どもがいっぱしの社交性や社会性を獲得することをイメージできないのだ。 ・そこに自分の意思や希望はないのに、好みやプライドと小さな世界の自己愛があるから、自由になれない。いつまでも苦しい。しかし、この世の中に、「自分の意思」がある人間が果たしてどれだけいるだろう。真実を責めることができる人間が、一体どれほどいるというのだろうか。
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