犬ぴ "海のふた" 2026年6月29日

犬ぴ
犬ぴ
@paguroid
2026年6月29日
海のふた
海のふた
よしもとばなな
三ヶ月間の島暮らしをしたあと、実家に帰って本棚を眺めていた時、そういえばこの本を読んでいないままだったと何ともなしに手に取った。それがこの『海のふた』だった。 自分が暮らす場所に誇りをもっている人は格好いい。それだけで、その町が輝いて見える。人々が大切にしている土地を、自分も大切にしないと、という気持ちになる。 島に住んでみてわかったことだが、自然は人間のことなんて待ってくれないし、上手く付き合うためには妥協も必要だ。だからこそ、タイミングによってはこの世のものとは思えないほど美しい瞬間を見ることができる。実際は、この世のものであるので、私たちは海のふたを閉めて帰らなければならない。
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