
雫
@sukinamono
2025年4月9日

さみしい夜のページをめくれ
ならの,
古賀史健
読み終わった
本とは私たちにとってどんな存在なのか。
なんで私たちは本を読むのか。
そのことにとことん向き合い、本への愛情を確かめる一冊。
章ごとのタイトルがいちいち良いのです。
「ぼくたちは本に映る自分を読んでいる」
「ひとりの夜に扉は開く」
「本を選ぶことは、明日の自分を選ぶこと」
本を読むとき、ひとはいつもひとりだ。
だけど頭の中で目まぐるしく様々な人間が私たちに色んなことを姿や言葉で教えてくれる。
本を読んでいる時間は本の中の時間で私たちは冒険できるのだ。
だから時には5分で帰ってこれるし、時には何百年も冒険に出かける。
本を選んでいる時から「ひとり」は始まっていて自分の「読書」は人にあげられない。
そして私たちはその「ひとり」の時間を愛しているのです。
私は一体本の中にどんな自分を読んでいるんだろう。
それを知りたいがためにここまで読んできたのかもしれないね。





