

雫
@sukinamono
書店員。読んだ本の記録で利用しています。
- 2025年5月20日惑星語書店カン・バンファ,キム・チョヨプ読みたい
- 2025年5月17日タイムトラベル世界あちこち旅日記益田ミリ読み終わったミリさんはどこの国に行っても「この国に生まれた自分」というものを想像していた。 例えば市場で。ここに住んでいたらどんな買い物をするのだろうか。 例えば屋台で。朝ごはんはここのお店の常連として食べに来るのだろうか。 自分の人生は1回しかなくて、それはもう揺るぎない事実なのだけれど、そこの国に生まれた自分を想像することは誰にでもできる。 そんな風に旅を楽しむミリさんがすごく大人だと思ったのだ。 また、ミリさんは「人間は美しいものをみるために生まれてきた」という。 ここにいて毎日同じような日々を過ごすだけじゃ、美しいものは見れないし更新していかない。 外に出て新たな美しいものをみることも大切だし、自分の傍にある美しいものに気づくきっかけをもらうことも大切なんだろうと思う。
- 2025年5月11日世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話ボブ・エクスタイン,藤村奈緒美読み終わった本屋さんのイラストをパラパラみているだけでとても楽しい。 世界中に本が好きな人がいて、それぞれ一生懸命本があるべき場所を守ってる。 素敵な日曜の朝だ! (これから本を守るために出勤です)
- 2025年5月10日本なんて!作家と本をめぐる52話いとうせいこう,万城目学,久世光彦,伊集院静,出久根達郎,園子温,土屋賢二,堀江敏幸,外山滋比古,多和田葉子,宮内悠介,寺山修司,小川洋子,小池真理子,常盤新平,庄司浅水,最相葉月,有栖川有栖,朝井リョウ,栃折久美子,椎名誠,江國香織,池内紀,浅田次郎,田村隆一,石川淳,稲葉真弓,穂村弘,窪田空穂,紀田順一郎,芥川龍之介,草森伸一,荒川洋治,萩尾望都,藤野可織,西村賢太,角田光代,鈴木清順,長嶋有,開高健,須賀敦子,高山文彦様々な作家と巡る本への想いの旅。 みなさん、たくさん積読していて、それでも「まぁ本とはそういうものなのだ」となんだか威張ってるのがよかった。 本は徹底的に無責任な夢物語を語っているものがなによりも有益らしい。 それぞれの読書スタイルを好き勝手に妄想しながら、その言葉に大きく頷くのでした!
- 2025年5月9日読書する女たちステファニー・スタール,伊達尚美読みたい
- 2025年5月7日私的な書店ーたったひとりのための本屋ーチョン・ジヘン,原田里美読み終わった将来、何になるかわからなくても、本にかかわる仕事をするだろうことを確信していたチョン•ジヘさん。 自分のやりたいことを足して、やりたくないことを引いた仕事であってもうまくいかないこともあるし、辛いこともある。 自身と向き合いながらも「本」を愛し、それを広めるジヘさんに影響受けまくり! 早く自分のお店が持てるように私も大声で言っておく。 「自分のお店を、本屋さんを開きたい!!」
- 2025年5月7日
- 2025年5月6日
- 2025年5月3日ショートケーキは背中から平野紗季子読み終わったも〜う、平野紗季子の書く文書を読むと嫉妬で狂いそうになる。 なんで!こんなに!食べものを魅力的に!文字で伝えられるんだ!!! 平野さんの書く食べものはどれもこれも美味しそうで、読んでいる間中ぐーぐーお腹が鳴っていた。 面白い感性を爆発、そしてとんでもないセンスの塊のワードチョイスで時々漫画みたいに吹き出してしまう始末。 そしてそして終盤、なぜだか泣いていた…。 自分でもびっくりしたけれど、自然と食べものに救われてきたあれやこれやを平野さんのおかげで思い出していたからかもしれない。 いつもはいつまでもじゃない。 その言葉がぐっと刺さる。 平野さん、これから口に入れたもの全て全部教えてほしい。 あなたのおかげで冷凍うどんがこんなにもおいしいです。
- 2025年4月30日恋文の技術 新版森見登美彦読み終わった谷口さんに「無知無知野郎!」と怒鳴られながら海月の研究に勤しむ守田は果たして恋文の技術を身につけられたのでしょうか。 書かなくてもいいようなことを書くのが手紙だと守田はいう。 私も意味のない、ただただその人とのつながりを感じられるだけの手紙を読みたい、書きたい! きっとどんな内容の恋文であっても伊吹さんは受け止めてくれるだろう。 「やむを得ず!」と笑われるかもしれないけれど。
- 2025年4月24日
- 2025年4月24日
- 2025年4月23日ロイヤルホストで夜まで語りたいブレイディみかこ,上坂あゆ美,似鳥鶏,古賀及子,宇垣美里,宮島未奈,平野紗季子,朝井リョウ,朝井リョウほか,朝日新聞出版,朝比奈秋,村瀬秀信,柚木麻子,温又柔,稲田俊輔,織守きょうや,能町みね子,青木さやか,高橋ユキ読み終わった私には幼少期家族で外食した記憶がほとんどない。 それでも土曜日の習い事のあとたまに連れて行ってもらって母と食べるマクドナルドの味や、父が歯医者の時だけ連れて行ってもらえる年に一度の回転寿司など小さい頃の外食の思い出はどんなお店でも豊かだ。 それがロイヤルホストであればそれはもう豊かすぎて溺れそう。 私は岐阜県出身なので朝井氏がいうようにロイヤルホストが一軒もない土地で育った。 大学で山梨に出た時は車で30分ほどのところにあったが、遠いのに加えてなんせ大学生でお金がないものだから恐らく一回も行っていないと思う。 だけどどうしてくれよう。今こんなにもロイホに行きたい。 見たことも食べたこともないロイホのメニューをこんなにも恋しがってしまうのは異常事態だ。 もうなんなの、トロピカルティーって。絶対飲みたいじゃん。スープも絶対オニオングラタンスープに変更するし、デザートのためにステーキにはライスじゃなくてサラダをつけるじゃん。 そんな通な注文(?)もこの本を読んでしまったらできるようになるわけである。 どの人にとってもロイホが味だけではなくそこで過ごした時間愛していているのが愛おしかった。 みんなロイホに行く前日からワクワクしてネットでメニューみてるのかわいすぎ。
- 2025年4月23日文にあたる牟田都子読み終わった最近校正の勉強を始めたので久しぶりに再読。 校正は間違いを正す仕事ではなく、違う選択肢を提案したり考えを尋ねる仕事というスタンスの牟田さんが好きだ。 パンダのしっぽが白いこと、そこを疑えること、何度読んでも驚いてしまうよ🐼
- 2025年4月12日本なら売るほど 2児島青読み終わった今回もとても良かった…。 早く読みたすぎて焦ってシュリンクを破った。 「大型店の手のひらから零れた本やお客さまのための店にしたい」 そんな十月堂に私も行ってみたい。
- 2025年4月9日さみしい夜のページをめくれならの,古賀史健読み終わった本とは私たちにとってどんな存在なのか。 なんで私たちは本を読むのか。 そのことにとことん向き合い、本への愛情を確かめる一冊。 章ごとのタイトルがいちいち良いのです。 「ぼくたちは本に映る自分を読んでいる」 「ひとりの夜に扉は開く」 「本を選ぶことは、明日の自分を選ぶこと」 本を読むとき、ひとはいつもひとりだ。 だけど頭の中で目まぐるしく様々な人間が私たちに色んなことを姿や言葉で教えてくれる。 本を読んでいる時間は本の中の時間で私たちは冒険できるのだ。 だから時には5分で帰ってこれるし、時には何百年も冒険に出かける。 本を選んでいる時から「ひとり」は始まっていて自分の「読書」は人にあげられない。 そして私たちはその「ひとり」の時間を愛しているのです。 私は一体本の中にどんな自分を読んでいるんだろう。 それを知りたいがためにここまで読んできたのかもしれないね。
- 2025年4月8日おいしくってありがとう 味な副音声の本平野紗季子読み終わった楽しみにしていた平野紗季子さんの新刊! まず装丁が超プリティー。カバー外すとシックな装いなのもかわいい。 平野さんの「食べ過ぎを心配するほど人生は長くない」というお言葉が大好きだから帯に採用されていて大喜びでした。 全人類の胸に刻みたい言葉だ。 平野さんの言葉の使い方には色気があるとわたしは常々思っていて。 例えば口溶けのいいチョコレートを食べた時、「もうない!」と驚きとすぐ口からなくなることが正しい表現をついしてしまうのだけれど平野さんはこう言うんです。 「なんでこんなに口の中にいてくれないの?」って。 いい女すぎませんか?痺れるぜ。
- 2025年4月4日読み終わったここ最近はこの本を読むために、おまけで生活をしているような感覚だった。 本を読んでいるのに本を読みたくなったよ。 困った本である(うれしい)。 吉野さんの周りの方との会話はどれも楽しいのだけれど一つ印象に残っているのが本を選ぶ基準の話の回。しかも本題ではなくて雑談のところ。 「また本屋に寄ったんですね」と吉野さんが何気なく(多分)声をかけたら「うん。本読まない人間ってそれだけでオレ信用できない」と返ってきた! さすがに言い過ぎなのでは…?と吉野さんも、そして私も思っていたら 「だってさ君つき合える!?本読まない人間と?面白い!?本読まないヤツ!!」 って返ってくるわけです。 …すみません!本読まない人とは私もつき合えません!! 本への愛情と、思わぬところで私の価値観が露呈したのでした。 とまぁこんな感じで読書の楽しさ、本の豊かさを教えてくれる1冊でとてもおすすめです。 分厚いけれどあと3倍の厚さでも私は喜んで読むね。
- 2025年4月2日ひとりでカラカサさしてゆく江國香織読み終わった大晦日、老人3人が集団自決をした。 そんなニュースから始まる物語の続きが気にならない訳がなく。 ぐいぐい読み進めてしまった。 3人の老人の家族や友人、教え子、彼らの生活に亡くなった3人の影が色濃く落ちる。 人間は不思議だ。生きている間には頭を掠めもしなかったのに、死んだ途端にその人のことしか考えられなくなる。 家族の「お母さん」、「お父さん」、「おばあちゃん」以外の姿を見たことがない、と登場人物が嘆くシーンで私も同じだと気づく。 彼らがどんな人と学び遊び、どんな人間であるのか、結局私は知らないままいろんな人とお別れをするんだろうなとひっそりと思うのでした。
- 2025年3月31日NHK心おどる あの人の本棚久住昌之,クリス智子,池澤春菜,角幡唯介,金原ひとみ,鈴木敏夫読み終わった本が好きな人の話を聞くのが大好き。 一緒に育ってきたんだなぁということがわかる本棚、ずっと寄り添ってくれる相棒のような本棚、そこに並んでいるのがとても自然で眺めているだけで気持ちが良い本棚…。 たくさんの本棚を覗き見できて大満足。 こういう素晴らしい本棚を見ると「あんまり本を買わないようにしないと…」という戒めはどこかに消し飛ぶね。 わたしの本棚もちゃんと片付けねば…。
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