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雫
雫
@sukinamono
書店員。読んだ本の記録で利用しています。
  • 2025年6月14日
    君のクイズ
    元々クイズノックが大好きで彼らの頭の良さにただただ「すごいな〜」と思っていただけだったけれど、クイズの奥深さをより知ることができた…! 膨大かつ幅広い知識が必要なことはもちろんのことテクニックがかなり求められる世界! 0文字押しがなぜできたのか気になってグイグイ読んじゃいました。 正解を表す「ピンポーン」の音は回答者だけではなく作問者にも向けられているという。 クイズは人生だ…!
  • 2025年6月4日
    救われてんじゃねえよ
    今まで読んできたヤングケアラーものとはまったく違う。 なんだろう、なにが違うんだろう。 笑いか。笑いがあるだけでこんなにも泣けて愛おしくなるんだなぁ。 テストで不正して両親と一緒に学校で怒られた後、セブンティーンアイスを食べながら「明日も食べんさい」って200円握りしめてくるシーンが忘れられない。 母が母としていてくれることに紗智だけじゃなくわたしまで心からほっとした。 1人でトイレに行けなくても、年頃の娘が寝ている横でセックスをしても、娘のボーナスを当てにしてても、アイスは食べさせてあげたいし、就職がうまくいってるかは気になるし、高いカメラだって買ってあげちゃう。お金もないくせに。 どうしてもやっぱりダメな親だとは思うし、紗智が心から嫌いになれないのがもはや苦しい気持ちもわかって苦しい苦しい。 だけど、読み終わった後はなんだか爽やかな気持ち。 紗智の選択が強くて大好き。
  • 2025年6月3日
    PRIZE-プライズー
    怖かったよ〜。途中嫌な予感がして続きを読むのが怖すぎて、でも気になりすぎて突き進んでしまったよ。 この怖さはなんていうんだろう。わたしが書店員だから怖いのか、本を読むことを愛しているから怖いのか。 「天羽カイン」という小説家を中心に物語は進む。この小説家、あのかの有名な直木賞が欲しくてたまらず、周りの編集者や審査員の大作家たちを巻き込んで大暴れする。 これだけ聞くと「賞が欲しいんなんて浅ましい」って感じてしまうけど物語を読んでいるとカインが自分の小説をそれこそ子供のように大切にしているからこその言動だとわかる。まぁ途中、自分のアホな夫をギャフンと言わせてやりたいから獲りたいんじゃないのか?と思ってしまうけれど。この夫がまぁムカつく奴なんです。わたしもコイツを黙らせたくてもう直木賞獲ってくれ!って願ってたもん。 そして編集者の千紘ちゃん。カインが異常なほど信頼して、その信頼に千紘も答えていくんだけどもう、もう、勘弁してください〜!って叫びたくなるほど編集者としていきすぎた行動をしていて。 それがいい作品をカインと作るため、という気持ちが原動力になっているのが余計…。いい作品ってなんだろう。作者が紡いだ物語全てが正解なんだろうか。わたしが今追いかけている一文、いや、一文字一文字に相当な想いがこもっていることに気づいてなんだかこの物語の重さが増したよう。 一時期は出版社への就職を目指して就活をしていたわたしだけどあの時落としてくれた出版社よ!ありがとう!とお礼を言いたい気持ち。わたしには到底背負いきれない。作家から出た一文を一文字も削れやしない。 より一層、書店員として、全ての本を大切に誰かに届くように売りたいと思いました。
  • 2025年6月2日
    本と歩く人
    本と歩く人
  • 2025年6月1日
    V3
    V3
  • 2025年5月28日
    スノードームの捨てかた
    くどうれいんさんの小説集。 エッセイは読んできたけれどくどうさんの小説を読むのは初めて。 やっぱりくどうさんは食べものを大切においしそうに表すなぁ。 読んでいるだけでも食べたあとみたいに元気になる。お腹は空くけれど。 1番好きだったのは「川はおぼえている」。 もうすぐ閉店しちゃうからといって顔も覚えられていない薬局で1000円も使うなどなんでもかんでも物語にしちゃう宇津木と人生に物語なんてないと突っぱねるまみ子。 この宇津木くん、好きだ…。 「……でもあなたはぼくの物語にしゃがみ込んできたじゃないですか」 今年読んだ本の中でうっとりずっと眺めていたいセリフNo. 1! 思い出さなくてもいいけど常に思い出せるようにしておきたいこと、私にもたくさんある。 私は今まで物語にそのお手伝いをしてもらっていたのかも。
  • 2025年5月20日
    惑星語書店
    惑星語書店
  • 2025年5月17日
    タイムトラベル世界あちこち旅日記
    ミリさんはどこの国に行っても「この国に生まれた自分」というものを想像していた。 例えば市場で。ここに住んでいたらどんな買い物をするのだろうか。 例えば屋台で。朝ごはんはここのお店の常連として食べに来るのだろうか。 自分の人生は1回しかなくて、それはもう揺るぎない事実なのだけれど、そこの国に生まれた自分を想像することは誰にでもできる。 そんな風に旅を楽しむミリさんがすごく大人だと思ったのだ。 また、ミリさんは「人間は美しいものをみるために生まれてきた」という。 ここにいて毎日同じような日々を過ごすだけじゃ、美しいものは見れないし更新していかない。 外に出て新たな美しいものをみることも大切だし、自分の傍にある美しいものに気づくきっかけをもらうことも大切なんだろうと思う。
    タイムトラベル世界あちこち旅日記
  • 2025年5月11日
    世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話
    世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話
    本屋さんのイラストをパラパラみているだけでとても楽しい。 世界中に本が好きな人がいて、それぞれ一生懸命本があるべき場所を守ってる。 素敵な日曜の朝だ! (これから本を守るために出勤です)
    世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話
  • 2025年5月10日
    本なんて!作家と本をめぐる52話
    本なんて!作家と本をめぐる52話
    様々な作家と巡る本への想いの旅。 みなさん、たくさん積読していて、それでも「まぁ本とはそういうものなのだ」となんだか威張ってるのがよかった。 本は徹底的に無責任な夢物語を語っているものがなによりも有益らしい。 それぞれの読書スタイルを好き勝手に妄想しながら、その言葉に大きく頷くのでした!
    本なんて!作家と本をめぐる52話
  • 2025年5月9日
    読書する女たち
    読書する女たち
  • 2025年5月7日
    私的な書店ーたったひとりのための本屋ー
    将来、何になるかわからなくても、本にかかわる仕事をするだろうことを確信していたチョン•ジヘさん。 自分のやりたいことを足して、やりたくないことを引いた仕事であってもうまくいかないこともあるし、辛いこともある。 自身と向き合いながらも「本」を愛し、それを広めるジヘさんに影響受けまくり! 早く自分のお店が持てるように私も大声で言っておく。 「自分のお店を、本屋さんを開きたい!!」
    私的な書店ーたったひとりのための本屋ー
  • 2025年5月7日
    センスを磨く読書生活 私たちは本でできている
    好きな小説家と呑める券が当たるとしたら迷わず三浦しをんさんを選ぶ、とあって私も迷わずこの本を手に取りました。 絶対私もそうだもん。 いい匂いのする本棚をいつまでも作っていきたいな、自分のお店でも、自分の部屋でも。
    センスを磨く読書生活 私たちは本でできている
  • 2025年5月6日
    その本はまだルリユールされていない
    「ルリユール」とはフランス語で「手作業の製本」という意味らしい。ルリユール工房では今日も親方と由良子さんが針と糸を使った手仕事で、丁寧に上製本を作ったり、古い本の仕立て直しをお客さまの要望を聞きながら行っている。 懐かしい本も出てきたり、自分だったらどんな製本をするかなぁと自分のお気に入りの本に思いを馳せる時間になりました。
    その本はまだルリユールされていない
  • 2025年5月3日
    ショートケーキは背中から
    も〜う、平野紗季子の書く文書を読むと嫉妬で狂いそうになる。 なんで!こんなに!食べものを魅力的に!文字で伝えられるんだ!!! 平野さんの書く食べものはどれもこれも美味しそうで、読んでいる間中ぐーぐーお腹が鳴っていた。 面白い感性を爆発、そしてとんでもないセンスの塊のワードチョイスで時々漫画みたいに吹き出してしまう始末。 そしてそして終盤、なぜだか泣いていた…。 自分でもびっくりしたけれど、自然と食べものに救われてきたあれやこれやを平野さんのおかげで思い出していたからかもしれない。 いつもはいつまでもじゃない。 その言葉がぐっと刺さる。 平野さん、これから口に入れたもの全て全部教えてほしい。 あなたのおかげで冷凍うどんがこんなにもおいしいです。
    ショートケーキは背中から
  • 2025年4月30日
    恋文の技術 新版
    谷口さんに「無知無知野郎!」と怒鳴られながら海月の研究に勤しむ守田は果たして恋文の技術を身につけられたのでしょうか。 書かなくてもいいようなことを書くのが手紙だと守田はいう。 私も意味のない、ただただその人とのつながりを感じられるだけの手紙を読みたい、書きたい! きっとどんな内容の恋文であっても伊吹さんは受け止めてくれるだろう。 「やむを得ず!」と笑われるかもしれないけれど。
    恋文の技術 新版
  • 2025年4月24日
    走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
    私がこんなにもコンスタントに走ることになったきっかけは間違いなく村上春樹だ。 彼がこんなにもイキイキと楽しそうに走っている様子をエッセイに書いていなければ私はひーこら言いながら苦しい思いをすることはなかった。 でも彼もたとえば大会だとかで長距離走り終わったときに「やれやれ、もうこれ以上走らなくていいんだ」と思うということを知って安心する。 走り続ける理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめる理由なら大型トラックいっぱいぶんあることにも。
    走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
  • 2025年4月24日
    走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
    村上春樹を読む時のお供はやっぱりドーナツ!!
    走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
  • 2025年4月23日
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    私には幼少期家族で外食した記憶がほとんどない。 それでも土曜日の習い事のあとたまに連れて行ってもらって母と食べるマクドナルドの味や、父が歯医者の時だけ連れて行ってもらえる年に一度の回転寿司など小さい頃の外食の思い出はどんなお店でも豊かだ。 それがロイヤルホストであればそれはもう豊かすぎて溺れそう。 私は岐阜県出身なので朝井氏がいうようにロイヤルホストが一軒もない土地で育った。 大学で山梨に出た時は車で30分ほどのところにあったが、遠いのに加えてなんせ大学生でお金がないものだから恐らく一回も行っていないと思う。 だけどどうしてくれよう。今こんなにもロイホに行きたい。 見たことも食べたこともないロイホのメニューをこんなにも恋しがってしまうのは異常事態だ。 もうなんなの、トロピカルティーって。絶対飲みたいじゃん。スープも絶対オニオングラタンスープに変更するし、デザートのためにステーキにはライスじゃなくてサラダをつけるじゃん。 そんな通な注文(?)もこの本を読んでしまったらできるようになるわけである。 どの人にとってもロイホが味だけではなくそこで過ごした時間愛していているのが愛おしかった。 みんなロイホに行く前日からワクワクしてネットでメニューみてるのかわいすぎ。
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
  • 2025年4月23日
    文にあたる
    文にあたる
    最近校正の勉強を始めたので久しぶりに再読。 校正は間違いを正す仕事ではなく、違う選択肢を提案したり考えを尋ねる仕事というスタンスの牟田さんが好きだ。 パンダのしっぽが白いこと、そこを疑えること、何度読んでも驚いてしまうよ🐼
    文にあたる
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