よみチル "犬の記憶" 2026年9月27日

犬の記憶
犬の記憶
森山大道
戦後に写真を始めた50年代後期から台頭した写真家たちの1人である森山大道さんの当時アサヒカメラへ連載されていたエッセイのまとめ本。 森山さんよ言葉一つ一つにザラついたディテールがあり写真と呼応するような個人的にとても好き文体だった。 写真を撮るということ、記憶をめぐるということ、今を生きているということ、写真からも記憶からも言葉からも全てに現在と過去の循環を宿し、そして「今」へ繋がり繰り返す。 ちょっとまとめきれないけれど、aiが作り出す物で溢れてきた現在に抗う部分があるとすれば、このエッセイで最後に語られた「光=記憶=写真=歴史=自己という、かぎりのない連環」に一つ答えのようなものがある気がしてならない。
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