本屋lighthouse "ただし、うつ病ではある。-日..." 2026年9月27日

ただし、うつ病ではある。-日常の精神療法ー
作業の集中力が切れ、来客の波がとっくのむかしに途絶えていたことに気がつき、このところ話題のクラブでみんなで本を読むムーブメントの波には乗れない幕張という土地の本屋である私は、これまたこのところ私のなかでだけムーブメントと化しているお店の外でのひとり読書をはじめた。 うつ病かどうかより前に、私は頑張っていたのだ。そして立派に頑張れているとずっと思っていた。ずっと頑張って頑張って、行き止まりまで頑張って、なんとか持ち堪えてきた。その結果たどり着いた先ですべての道が絶たれ、真っ暗などん詰まりに立っていた。(p.61) ここまで読んでお客さんが来た。中に入るのを待って、それから私も入る。 これまでの道もこれからの道もぽっきりと折れていた。後ろも前も途絶え、足場も崩れた、まったくの虚空でひとり、助けは来なかった。突然の真っ暗な空だった。それがうつ病だとは思っていなかった。(同上) お客さんはなにも買わず、あるいはそもそも本を手にとることすらしなかったかもしれず、とにかく本屋に残されたのは私だけだった。これからまた外に出る。外に出てもひとり。
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