JUMPEI AMANO "お墓はどうなる" 2026年9月27日

JUMPEI AMANO
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2026年9月27日
お墓はどうなる
お墓はどうなる
辻󠄀井敦大
第3章まで読む。〈国家や地方自治体が福祉的観点から墓・墓地を扱わず、積極的に公的墓地を開発してこなかった歴史〉(77頁)、そうしたなかで東京都が提示した先駆的な理念、〈コミュニティに生き貢献したことの証〉(78頁)としての墓地がなぜ潰えてしまったのか。いずれも興味深い。こういう可能性の種を掘り起こす仕事は重要と思う。なぜその理念が潰えたのかは、次章にて。 〈お墓はしばしば「死後の住宅」といわれるが、実際には住宅のように政策的支援を受けることはなく、より徹底して市場に委ねられてきたのである。その結果、墓・墓地は、公的なアクターによる供給の対象としては住宅以上に周縁化されてきた。/この住宅と墓地の扱いの差が明確に現れた事例の一つが、日本最大のニュータウンである多摩ニュータウンの開発である。〉(59頁) 〈磯村[英一、都市社会学者]が「もやいの碑」の建立に協力したのも、最終的には地方自治体が市民のお墓を保障する仕組みを築くべきだという意識があったからだった。それゆえに、磯村は家制度に対して疑問をもちつつも、お墓そのものを不要だとは考えず、人間の遺骨を置く場に政治・行政が責任をもつべきだと考えていた。〉(75頁)
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