
本読みの旅人
@hi_tommy930
2026年9月27日
カフェーの帰り道
嶋津輝
読み終わった
大正〜昭和のカフェー西行の女給さんたちのお話。各章主人公が変わる度に、少し時間が進んでいて、最終章は戦後5年の頃。各章に他の主人公もちらほら出演していて、何だか大河ドラマを見ている気分だった。
華やぐカフェーとは一線を画したゆったりのんびりなカフェー西行のように、文体も穏やかで心地よい。それでも押し寄せる戦争には抗えないが、みんなそれぞれがたくましく生きていた。
彼女たちの時代より、モノも情報も機会も溢れているはずなのに、彼女たちより満たされていない今を憂う。
準主役どころの園子さんが大好き。