

本読みの旅人
@hi_tommy930
本は旅のお供。日常よりも旅行中の方が捗る不思議。往復1冊ずつ必携。紙好きだから荷物重くなりがち。
小説/新書/教養あれこれ。恋愛ものは苦手。
- 2026年7月10日
ハイファに戻って/太陽の男たちガッサーン・カナファーニー,奴田原睦明,黒田寿郎読んでる@ 電車この作品で描かれている物語は、これまでもパレスチナのどこかで毎日起きていたことで、2年半前のあの日からは、これより苛烈で過酷なことが毎日起きている。 『悲しいオレンジの実る土地』 宗教色の熱烈なまでに強い学校で育てられたぼく自身、あの時神というお方は、本当に人間を幸せにしたいと思っているのだろうかと、疑わずにはいられなかった。………ぼくがパレスチナで知っていた神も、やはりパレスチナから逃げ出していったのだということを、ぼくはもはや疑わなかった。彼もぼくの知らないどこかへ、難を逃れていった。彼自身でこの問題を解決できずに。 - 2026年7月8日
嫌いなら呼ぶなよ綿矢りさ読み終わった@ ホテル『嫌いなら呼ぶなよ』 不倫男の言葉のセンスが抜群。 すごくカジュアルなのに純文学ぽさがあって、そのギャップがいい。 ・義理カロリー ・酒の上での失態をこの上なく厭う身としては、脳髄まで酒に蝕まれても、伸ばした背筋は矜持で支え続ける ・ホメロスの叙事詩より長い ・教えてあげよう、不倫は一に体力、二に体力。不倫はスポーツ競技の一種目で、僕らはアスリートだと思っていただければ間違いないです。 ・真っ赤な満車の文字を常に光らせてるなんて、逆に卑猥だろ。 チヒ夫の言うように、主人公の不倫男は「普遍的な良識や一般常識に反抗してるとか軽んじてる、っていうより!知らない、無知という印象を受けますね」って感じで、身近にいたら関わりたくないし、尋問側のハムハムとハム夫に同意しそうなんだけど、作品だからか、何か話してみたくなるキャラだ。 30分くらいの実写ドラマで見たくなる。 『老は害で若も輩』 もう、これしかない。 ・ババア死ね - 2026年7月6日
嫌いなら呼ぶなよ綿矢りさ読んでる@ ホテル言葉のセンスが面白すぎて、何度も味わいながら読んでる。 「眼帯のミニーマウス」 ・禁欲的な格好に飽きて少し女を出し始めた『アルプスの少女ハイジ』のロッテンマイヤーさん ・どだい私たちのカッコが許された時期なんてない ・今年の流行語大賞でぴえん優勝とかしたらほんと癇癪。 - 2026年7月5日
堕落論坂口安吾読んでる@ 飛行機真の自由は、実のところ不自由なものだ。 社会や制度が用意してくれる「らしさ」の指針がなくなったとき=1945年、「自分とはどういう人間なのか」を堕落して知っておけよということか。ただ、強靭でないと堕ちきれず、結局は寄る辺を求めて何かにすがる。 併読している「人びとの社会戦争」と時代/内容がリンクして、思いがけず読みやすかった。 - 2026年7月5日
地図でわかる! 国旗の由来ずかん北向ハナウタ,西村まさゆき気になる - 2026年7月1日
- 2026年6月30日
人びとの社会戦争益田肇読んでる第5章 満洲事変とは何だったのか 解放の時代は、単に都会/地方、富裕層/貧困層、工業/農業の対立ではなく、個人の生き方が急激に変化すること=国内崩壊への恐れからでてくる、「らしさ」の戦いであって、家族や親戚、ご近所さんといった半径5メートル以内のあちこちに分断をもたらした。解放していく人々に対する苛立ちをもっともらしく糾弾するために「愛国」だの「非国民」だのがもちだされた。 最も愛国的な国防婦人会さえ、目立ちすぎると家を空けるな、子育てを他人に任すなと非難される。いつの世も支配したい野郎どもはいる。 国防婦人会の活動が保守的な女性にとっては一種の解放であったという点は、そうかそうだよなと納得。 石原莞爾の「国内の不安を除く為には体外進出によるを要す」とか「国内改造するためには戦争に突入した方が簡単」って今の右翼系団体も同じようなこと言ってる。。 この章を読んでる間ずっと、今も同じようなことが起きつつある、、、という焦燥感にかられていた。 - 2026年6月27日
- 2026年6月27日
- 2026年6月27日
- 2026年6月22日
マザーアウトロウ金原ひとみ気になる - 2026年6月21日
人びとの社会戦争益田肇読んでる第4章 幸せとはなにか エロ・グロ・ナンセンスによる乱れの原因を、枠内にはめられてきた自身の役割から正に解放され、個々人の幸せを追求しようとする向きに求め、世間の掟に統治された世界を取り戻そうとする動き。昭和維新運動も農本主義も神輿担ぎも、耳触りが良い。権藤の世間至上主義的な発言も、民主主義のような内容にも聞こえる。 でも、結局は自分たちが今まで堪えてきた「世間の掟」から逸脱するのは許さない、ずるい、という感情が垣間見える。この他者に対する「ズルい」という感情は、今の世も同じで、例えそっちが良いと分かっていても、自分も不利になると分かっていても、他者を邪魔しようとする。 解放と引き締めは必ずバックラッシュを繰り返し、1歩進んで10歩下がる、みたいな感じなんだろうな。 誰もが与えられた役割から逸脱することなく全うする世の中は、とても機能的かもしれない。世間の掟に統治された世界は平穏に見えるけど、誰かが必ず虐げられているものだ。人権という概念を獲得した結果、「個人」を求めすぎているのか?と不安になるときもあるけど、誰も虐げられない世界を夢見ないと1歩も進めない。 - 2026年6月20日
憲法への招待渋谷秀樹気になる - 2026年6月15日
ババヤガの夜王谷晶読み終わった再読中会津・魚沼旅行のお供。 あっという間に読み切ってしまう疾走感あふれる200ページ弱。 この名前をつけられない、つけたくない2人のシスターフッドを実写化で見たいなと思ってたけど、色んな仕掛け(名前の呼び方とか)を考えると、できるのか?とも思ったり。でもやっぱり2人のシスターフッドを実写でも見たい。 - 2026年6月13日
- 2026年6月11日
預言者の歌ポール・リンチ,栩木伸明気になる - 2026年6月11日
地には平和を小松左京気になる - 2026年6月9日
人びとの社会戦争益田肇読んでる第2章 くすぶる苛立ち:草の根社会保守の台頭 想像以上に明治と大正の間の断絶がある。 大正デモクラシーによる旧来(封建社会〜明治)の常識からの解放を体現する者たち(女性、被差別部落、朝鮮人等)に対する正に苛立ちが、旧来のあるべき姿(仁政)に戻そうとする社会保守気運の高まりにつながる。これが右翼も左翼も男も女も老いも若いも関係ない。さらに旧来の価値観に社会主義や民主主義といった新思想も使って、被差別者たちを「保護」するべきだと一見耳障りが良いようなことを述べる。 あれ?これ今でもゴリゴリ右翼な人たちが言ってることじゃないですか?と100年経っても変わっていないことに驚愕する。 関東大震災における朝鮮人虐殺や被差別部落虐殺は、何度読んでも辛いが、自分が当時その村にいたらああならずにいれたのだろうか、と人間の弱さ醜さを思わずにはいられないし、今の排外主義と重なってしまう。 人権という概念を獲得しなかった方が幸せだったのか、誰もが与えられた役割を全うした方が社会は上手く回るのか、と考え込んでしまう。 でも、女性が断髪しただけで「ほとんどクーデター」とか言われた時代に戻りたくない。抑えつけられた人びとが声を上げて挑戦してくれたから、私は今何の憂いもなく短髪でいられるのだ。 - 2026年6月8日
人びとの社会戦争益田肇読んでる指摘もある通り、私たちは幕末/明治大正昭和(戦前戦中)/戦後に分けて考えがちで、意外と明治大正の間における市民側の断絶は考えたことあまりなかった。 大正モダンガールや職業婦人が求めていた解放や、人種差別部落差別は、100年近く経っても、完全には解消されていないし、何なら明治の価値観に戻そうとする右派は俄然元気な時勢だ。。 - 2026年6月8日
LGBTヒストリーブック日本編 平等を求めて声を上げた人々の闘い小西優実,山田秀頌,山縣真矢,山賀沙耶,後藤純一気になる
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