プカオ "華氏451度〔新訳版〕" 2026年9月27日

プカオ
プカオ
@panshg_0118
2026年9月27日
華氏451度〔新訳版〕
華氏451度〔新訳版〕
レイ・ブラッドベリ,
伊藤典夫,
小野田和子
本を読む、所持する事すら禁止とされたディストピア。そこで本を見つけ次第、焼き尽くす仕事をしているモンターグはある少女と出会い、自分の職務に疑問を抱くようになる。 人々が本を読んで考える習慣がなくなり、思考停止に近い状態で生きている世界。約80年前に出版された小説だが、予言したのかと思えるくらい今の現代社会は本作のような世界になりつつある。機械やインターネットに頼ることが増えてきた時代で、考え事もAIに任せれば全て解決してしまう。徐々にAIの精度も上がるだろうし、いつか生活の全てをAIに管理されるのではないかと考えてしまう。そうなれば人間は考えることを放棄し、本作の様な思考停止の状態で生きている人間が殆どになってしまう。そんな世界は混沌になっていき、いずれAIに支配される世になるかもしれない。 そもそも本を読ませると考え、現状に疑問を抱くようになってしまうから本すら読ませないなんて、恐ろしい世界だと思った。完璧に支配された世界は疑問すら持たせない、まさしくそうなるんだろう。 AIを日常に持ってくるのも悪いことではないが、100%頼りきりにするのではなく、程々の距離感で利用することが本作の様な世界を作らない為の第一歩になるはずだ。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved