ロッタ "シリアの家族" 2026年8月14日

ロッタ
ロッタ
@rotta_yomu
2026年8月14日
シリアの家族
シリアの家族
小松由佳
シリアという国について、ほとんど何も知らなかった。写真家兼ジャーナリストの著者が、シリア人の男性と結婚し、70人もの大家族のなかで暮らしながら見た、家族のこと、イスラム教のこと、アラブの文化、そしてシリアという国のこと。頭では理解していたつもりの文化の違いも、実際にひとつの家族のなかに入ってみると、想像していた以上に大きい。その違いに戸惑いながらも、著者は少しずつシリアの文化や価値観を知っていく。家族の話から見えてくるシリアの歴史や政治、アサド政権、秘密警察、刑務所、ISによる占領と駆逐...。ニュースのなかでしか知らなかった「シリア」が、ひとりひとりの生活を持った人々のいる場所になっていく。シリアを知るということは、イスラム教を知ること、アラブ人を知ること、中東を知ることにもつながっていくのだと思う。「知らない」ということは、ときにその国や人々を、遠い世界の出来事としてしまうことでもある。この本を読んで、シリアのこと、中東のことをもっと知りたくなった。知らないままでいたくないと思った。中東の小説が読みたいなあ〜〜。
シリアの家族
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