くろみつきなこ "地雷グリコ" 2026年9月27日

地雷グリコ
地雷グリコ
青崎有吾
難しくて挫折する人もいるらしいと聞いていたから読み切れるか心配だったけど、最後までサクサク読めて楽しめた。 ゲームのルールや戦略を100%理解して読み進めなければと気負ってしまうと難しく感じていたかもしれないが、多少分からずとも最後まで読み切ることを目指して読んでいたから余計サクサク読めたのかも。 とはいえ、ゲームは自分もやったことのある遊び+αだからルールも理解しやすいし、自分だったらどう戦うか、登場人物はどんな戦略を企てているのかを考えながら読み進めていたから、戦略の説明もすんなり入ってきた。 図解にも助けられ、漫画やアニメで楽しんでいるような読み心地でもあった。 生死をかけたゲームではなく、解説でもあるように青春における賭け事である点も個人的に好みだった。 後半2話はお金が絡んできたものの、主人公の目的としてはお金ではなく、寧ろ主人公にとってお金より大切なものを賭けた戦いだったのもよかった。 そして写真撮り直せてたら良いな、と。 解説や装丁も好きで、丸々一冊楽しめる作品だった。 小説本文が楽しくても解説が好みにあわずにガッカリしてしまうことがあるので、作品とは異なる難しさや堅苦しさ、温度差を感じることがなく、単なる感想文でもない、作品の解説をしつつ個人の感想も交え、ユーモアもある内容で好きだった。 著作リストが射守矢真兎シリーズとなっているため、続編もあるのかな。
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