
白玉庵
@shfttg
2026年9月28日

アルタイの片隅で
李娟,
河崎みゆき
読み終わった
ちょっとちょっと誤字があって「あら…」となるが、たぶん原文が素朴で訳文もそれに合わせるので目立っちゃうんだな。
この漢族家族がどうしてカザフ族の中で転々としながらゴビ砂漠の片隅で暮らしているのかは最後までわからなかった。(90年代終わりのようなので、下放ではない。籍は四川にあるみたいだし)
今の、伝え聞く、漢族が新疆で入植している様子とは違って、それぞれがそれぞれとして共生しているので安心して読めた。みんなが等しく貧しく弱い。おかあさんがめちゃくちゃで、なんだかちょっと『あたしんち』感があって、小綺麗なスローライフみたいにならないところがいい。
生まれたばかりの子羊と生まれたばかりの赤ちゃんはよく一緒に、彩鮮やかな揺りかごの中に入れられ、ラクダの背の片側にかけられていた。ラクダがそばを通るとき、揺りかごの上にかけられた毛布をめくってみると、二つの小さな頭を一緒にのぞかせた。 p180
屋根には屋根用フェルトが敷かれ、それにコールタールが塗ってあった p184 →これ、ボイスだ!
並走している『東ユーラシア全史』が環境生態的な視点から国家の成り立ちなどを記述していて、ちょうどこの乾燥地帯のことも読んでいたので、意外なところで結びついた。
特に好きだったのはこの3篇。布製のチャイナシューズ、破れるんだよねぇ。
・靴を修理する人
・子羊を懐に入れた老人
・金魚











