
wingfeet
@wingfeet
2026年9月27日
読み終わった
最初は、ライトな読み物かなと思って読み進めていたけれど、だんだんと重たい内容に。軽妙な比喩を多用したわかりやすい筆致だけれども、中身がシリアスなので、後半になるに連れて読む速度が遅くなった。著者も書き上げるまでに3年を要したそうだ。
大事なことが書かれている、と思う。世の中、善か悪か、白か黒か、敵が味方かという二元論では語れないし、それは心の問題もそうなのだろう。ネガティブ・ケイパビリティの大切さが、ここでも説かれている。
一箇所だけ引用。
悲しみには豊かさがある。
そこには世界の複雑さと、他者の複雑さと、自分の複雑さのための余白がある。
そういうものを実感できたとき、僕らはネガティブなことが起こり続ける人生というものを、それでも生きるに足るものだと思える。
(本文292〜293ページ)
