糸太
@itota-tboyt5
2026年9月28日

人間関係の構造と手立て
柿内正午
読み終わった
私たちが生きるのに不可欠な「社会」を、ゼロベースで見つめ直し、その構造を理論立てて説明してくれる。たしかにそう出来てるよなあ、と感心しながらするする読み進めていくと、結論に至る直前で突然ストップがかかる。
ちょっと待て。なるほど、とか考えているその自分は、本当の自分なのかと問いかけられる。社会を考える第一歩であった、誰かとの対話で生まれた関係性から、気がつけば随分遠いところに来てしまっているのでは。自分が社会の中でどうありたいかを考えるならば、一度そこへ立ち戻る必要があるのではないか。
つまりは実際の対話である。柿内さんの話に説得力があるのは、その場づくりをすでに実践しているからだ。
この論考の伝わりやすさと、懐疑的に自分を客観視できる頭の柔らかさ、そして仮説を実証に移す行動の速さが、とても好ましいし応援したくなる。できることなら対話の場へも、参加したくなってしまう。
「ひとは話すことで、「こうでなくてはいけない」という規範から逸脱し、「それでよければそれでよい」というあっけらかんさへとひらかれる」
こうした表現の仕方が好きだ。きっと実践からのフィードバックもいろいろ整理されているのだろう。どう展開されていくのか、とても興味がある。


