
雛森
@hinamori
2026年9月28日
木挽町のあだ討ち
永井紗耶子
買った
読んでる
audible
小説
聞いてる
第三幕まで
一人称で語られる小説は用心しながら読むことにしている。
語り手は本当のことを話しているつもりでも、語り手のフィルターがかかっていて事実と異なる場合があるからだ。
この作品も、見た人によって菊之助の仇討ち内容が変わってくるのかと思って読んでいたが、今のところそうでもなさそうだ。
それより武家の人がなぜ語り手の過去を聞きたがるのか、そっちに何か謎があるように思えてきた。
もしかして、この話自体が『菊之助の仇討ち』というお芝居だというオチじゃあるまいな(笑)
会話や往復書簡で、片方だけの言葉や手紙を載せるとき、「あなたは〜〜とおっしゃるが……」の「〜」の部分が説明的すぎて萎える作品があるけれど、本作はうまく処理していると思う。