
蒐
@shushu_ka
2026年9月27日
生殖記
朝井リョウ
読み終わった
とある社外人男性の生殖器の視点から描かれた現代風刺的な小説。
いやいや、「生殖器の視点」ってなんだよそれ、ふざけてんの?と最初思ってしまったが、どこまでも真面目な話なんだな、これが。
宿主(?)がある恋愛に全く興味がないゆえに、生殖器の話なのに全然エロい方向に話がいかず、中高生にも安心して薦めることができそう。
性の話もあるが、どちらかというとコミュニティの話というか、突き詰めていくと、人は何のために生きるのかみたいな哲学的なテーマにも通じるので、実に深い。
ラストがあっさりしすぎている気もしたけど、人の生き方を肯定も否定もしないスタンスが心地よかった。
私も自分なりの「しっくり」の形を探したい。
