Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
蒐
@shushu_ka
ミステリ好きの雑食。年50冊以上を目標にゆるゆる読んでます。
  • 2026年2月24日
    午前零時の評議室
    裁判員に選ばれた人たちが実際の審理の前に集められ監禁され、有罪無罪の評議を迫られるという、裁判がテーマの小説にしては異色の設定が目を引く。 もっと分かりやすく決定的な証拠がズバッと出てきたらいいのにな、と思うものの、著者の経歴がガチの法律家なので、きっとリアルな裁判も証人の証言や細かい状況証拠の積み重ねで判断するしかなくて大変そう…。 最後まで議論することから逃げずに真実を追い求めた主人公の真っ直ぐさが眩しすぎて、私もすっかり心の汚れた大人になってしまったなと感じる。
  • 2026年2月22日
    本読むふたり
    読書に目覚めた大学生が、小説の面白さにハマり、ツイッターで本の感想を人と共有していく過程が、かつての自分を見ているようでなんだかニマニマしてしまう。 2016年頃が舞台で、私もその頃が人生で一番本を読んでた時期なので、知っている本のタイトルがたくさん出てきて懐かしい。 ここからどう恋愛に発展するのか楽しみ。
  • 2026年2月21日
    デモクラシーのいろは
    戦後日本の民主化政策の一環として、日系二世の青年が個性豊かな若い女性たちを前に「民主主義のレッスン」に奮闘するお話。 …というあらすじを知った時は、なんだか真面目で重そうな話っぽいけど楽しめるのかな?と思ったし、実際、登場人物どうしに距離感があるうちは、主人公のリュウとともに先の見えない不安を感じたけれど、読み進めるとどんどんキャラクターたちの魅力が深まる素敵な作品だった。 有能で堅物だけどお人好しなリュウの尽力で、最初は覇気がなかったのに次第に自らの足で力強く人生を歩もうとする女性陣。 彼らのようにこの時代にそれぞれの「民主主義」を模索した人たちの心が今の日本につながっているのだなと感じる。 ささやかな恋愛模様も微笑ましくて、ハッピーな気持ちで読了。
  • 2026年2月20日
    魔女裁判の弁護人
    魔女の存在が信じられていた中世ヨーロッパ社会を舞台にしたミステリ。 いったん魔女として告発されてしまうと、「魔術」の存在が前提になり、どんな犯罪でもこじつけが可能なので覆すことは難しい。閉鎖的な村で誰もが「魔女」の有罪を信じる中、普通に弁護したところで誰も納得するはずもなく、主人公がどういう手段を取るのかワクワクしながら読んだ。圧倒的不利な魔女裁判に純粋に論理で挑むというのが斬新で面白いな、と思ってただけに、最後の展開はちょっともやもや…。犠牲が多すぎる…。
  • 2026年2月15日
    飼い犬に腹を噛まれる
    飼い犬に腹を噛まれる
    恥ずかしながら、皇族には詳しくなくて、三笠宮と聞いてもピンとこない私ですが、このエッセイはとても面白かった! とにかく彬子様の人柄が魅力的。物事の捉え方のポジティブさが素敵だし、根っからの学者肌なのかささいな日常を文化的な視点で考察される様子もふむふむと興味深い。皇族ならではの儀礼や、常にお側にいる「側衛さん」の存在など、雲の上の知らない世界が垣間見えるのも楽しい。 巻末のほしよりこさんとの対談での「自分の「好き」を追求する時間は、たとえその夢が叶わなかったとしても、とても大切な時間だ」という言葉がしみじみと胸にしみた。
  • 2026年1月28日
    飼い犬に腹を噛まれる
    飼い犬に腹を噛まれる
    ユーモアたっぷりなのに、品のある文章に惹き込まれる。 両親や親戚に対して自然に敬語だったり、宮中の儀式がさらっと出てきたりして、親しみやすくても違う世界のお人なのだなぁと感じ入る。 恥ずかしながら皇族に無知なもので、彬子女王がどういう系譜の方なのか、経歴や今のお仕事が何なのか全く分からない状態で読み始めた。 でも、あえてそのあたりは読み終えてから調べようと思う。 今は先入観なく、この文章を最後まで楽しみたい。
  • 2026年1月28日
    狼少年ABC
    狼少年ABC
    ずっと待ち望んでいた短編集。 ぜんぶ、ぜんぶ、よかった。 ひとつひとつの情景が目に浮かぶ。 ハワイに咲いた美しい雪の花。 雪の中で傘とともに消える足跡。 巨人と狼が見せる夢のような空間。 在りし日の卒業式の喧騒と飛立つ鳩。 どの景色も美しくも哀しく胸に刺さる。 過去の謎が解けても現実は変わらないし、悲しみが消えるわけでもない。 だけど、誰かを想う気持ちは色あせない。 謎が解けることで見えたその優しさは、未来へと歩む彼らの背中をそっと押してくれるだろう。 そのつながりに私も救われた気がした。
  • 2026年1月21日
    でも、ほしい
    でも、ほしい
    子どもがほしい、結婚相手がほしい、夫の愛がほしい、推しの笑顔がほしい… 「ほしい」の感情にとらわれた4人の女性の群像劇。 不穏な空気感が漂い続けるのに、一気に読んでしまった。 「ほしい」という欲求は厄介だ。なぜほしいのか、自分でもうまく言語化できないけれど、衝動に駆られて、合理的ではない行動や心理状態に陥る経験は私にもあるので、登場人物たちに完全には共感できなくても、部分的に深く刺さるシーンが幾度もあった。 彼女たちの「ほしい」の行く末には幸せな未来が見えなくてモヤモヤするし、実際何も解決しない。 でも、人生ってきっとそういうもの。みんな「ほしい」の気持ちにどうにか折り合いをつけて生きているのだから。
  • 2026年1月11日
    狼少年ABC
    狼少年ABC
    この作者さんの描く世界が好きで好きで、新作が読めることが心から嬉しい!(正直もう小説書くのやめちゃったのかな、と思ってたので…) まだ短編の最初の1話目を読み終えたところだけど、優しさあふれるミステリで最高! 1話ずつじっくり堪能したい。
  • 2026年1月4日
    パズルと天気
    パズルと天気
    優しさあふれる短編集。 特に『パズル』と『Weather』がお気に入り。伊坂さんが描くちょっと頼りない感じの男性主人公が好きだなぁ。少しミステリーっぽく、最後にちょっとした謎が解けるのも心地よい。 あとがきも面白い。短編小説の依頼を断ろうと思ってるのに、企画が面白いのでつい引き受けてしまう伊坂さん(笑) そして、アンソロジーの名前に覚えがあるから既読なはずなのに、どの話も覚えてなかった自分の記憶力が悲しくなる…
  • 2026年1月4日
    パズルと天気
    パズルと天気
    軽快なテンポで読みやすい。 でももしも著者名を隠された状態で読んだら、伊坂作品だと気づかないかも?と思うくらい、いつもよりクセ少なめだなぁと思うの私だけ…? ちょいちょい心に刺さるセリフがあって好き。
  • 2026年1月1日
    文庫版 近畿地方のある場所について(1)
    近畿地方のある場所にまつわるオカルト話が断片的に集まってくる前半は、まぁ怖いかといえば怖いんだけど、なんだか集中力がもたずにダラダラと3ヶ月以上も読み進められなかった。 だけど終盤、ある人物の想いが露わになってから一気に引き込まれた。私はやっぱりホラー小説にも怖さだけじゃなくて、ストーリーや登場人物の心理を重視するタイプなんだなぁ、と自己分析してみたり。 単行本は未読。内容が異なるらしいので気になるけれど、この文庫版が自分の中で綺麗に終わった感があるので、そっちは読まない気がする。
読み込み中...
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved