
ななり
@bluebook_mark
2026年9月29日

誰何
伏尾美紀
読み終わった
児相や特別養子縁組など序盤から分かり易く親子というテーマをフッてはいるものの、中盤に描かれる事件の真相究明や松川美和の来歴を辿るくだりがその色をほとんど帯びていないので、一本の小説としてそれぞれのエピソードが繋がっているようで繋がっていない印象を受けました。終盤になってようやくテーマとして本線に戻っては来るものの、そこにきてさらに公安や北朝鮮工作員といった綺麗に畳みきれない風呂敷を広げだしてしまったのは、まとめに入るタイミングに際してかなり無理があったように思います。
