
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年4月9日

性/生をめぐる闘争
福永玄弥
まだ読んでる
就寝前読書
脚注54に、かつて松岡宗嗣さんと一緒に作った『あいつゲイだって——アウティングはなぜ問題なのか?』への言及があった。嬉しい。
同じく脚注でいうと、53には藤高和輝さんの論考が出てきた。最初のほうには「Decolonize Futures」も出てきてた。どちらも好きなので嬉しい。
以上はどうでもいい感想。とりあえず第2章、「ソドミー法と同性間性行為の犯罪化」のところが興味深い。
〈ソドミー条項が米国による直接統治をつうじて韓国社会に移植されたという歴史は、軍隊の同性愛者に対する処遇が単に一国内で偶発的に発生した事件(イベント)ではなく、近代優生思想やソドミー法のトランスナショナルな流通という観点からも検討すべき現象であることを示唆している。〉(123頁)
ソドミー条項に対する違憲訴訟の経緯も勉強になった。
〈[...]憲法裁判所は保護法益が「軍という共同社会の健全な生活と軍紀の保護」と「国家安保」にあると主張して合憲判断を下している。〉(133頁)
やるせない...