
ろし@読むの遅い
@Rossi_zerofield
2026年9月29日
消滅世界
村田沙耶香
かつて読んだ
「ディストピア小説」というのではなく、おそらくこの現実世界にとって〝もっとも望ましい近未来〟を描いた作品だと思う。本作を読んでしあわせな気分になる人はすくないだろうが、同時にこれを悪夢のような読書体験と名指せる人もすくないのではないか。
いつも哲学と科学に先回りされて、とっくに個人的な愛欲と怨讐を失った人類。いまやなんとなく人を愛し、そして憎んでいるだけのワタシたちの正体を見せられたと感じた。


