
モチメリ
@mochimeri
2026年9月29日
両膝を怪我したわたしの聖女
アンドレア・アブレウ,
五十嵐絢音,
村岡直子
読み終わった
舞台はスペイン・テネリフェ島北部。そこに住む10歳の少女「わたし」はイソラという同い年の少女といつも一緒にいる。少女の思考をそのまま写し取ったかのようなドライブ感のある文体は、美しいものも醜いものも原色のまま突きつけてくる。
イソラは「わたし」にとって憧れの存在なので、その思いは同一化の欲望となり「わたし」の視線を支配する。しかし、その思いはちょっとしたきっかけで憎しみに反転する。大好きだけど大嫌い、というやつである。その不安定さにめまいを覚えながら読み終えた。
