
モチメリ
@mochimeri
- 2026年5月24日
なめらかで熱くて甘苦しくて川上弘美読み終わった四大元素(水・土・空気・火)と「世界」のラテン語をそれぞれタイトルに持つ短編集。少女の想像の中の奇妙なセックス、女の自由をいまも奪う幻の手首の紐、母の乳房から情欲を吸いだす貪欲な嬰児などがとりとめのない文体で語られる。その文体が極まりすぎていることが理由だろうか、感想を言うのが難しい作家のひとり。 - 2026年5月21日
黄金の軍鶏フアン・ルルフォ,杉山晃読み終わった面白かった。『ペドロ・パラモ』に垣間見た圧倒的な「小説ぅぅぅ!」感はないけど、その道を究めた者が簡単な動作だけで敵を倒すような熟達した呼吸を感じた。ルルフォはめちゃくちゃ速くて乾いてるのになぜかしっとりするんだよな - 2026年5月17日
短くて恐ろしいフィルの時代 (河出文庫)ジョージ・ソーンダーズ読み終わった寓話的でユーモラスな語り口ながら独裁の始まりから終わりまでを描いた内容には恐ろしさを感じた。作者は特定の人物を想定していないらしいが、トランプ政権をモデルにしたと言われても違和感ないし今の日本のことだと言われても納得してしまうかもしれない。 ハッとしたのはマスコミの描き方。どこからともなく湧いてくる小人がマスコミの寓意なのだろうが、その小人たちは独裁の誕生をさんざん煽っておきながら独裁者が倒れるや否や「なぜ国民は騙されてしまったのか」などと言い始める。クソやわー
読み込み中...