両膝を怪我したわたしの聖女
100件の記録
oheso@oheso2026年1月3日読み終わった@ 自宅スペイン・カナリア諸島の山腹に住む10歳の「わたし」と、親友のイソラ。ラテンアメリカ文化の強い土地で、まだクソガキの2人が土埃とゲロにまみれながら過ごすある夏の様子。家族以外の大人とはうまく喋れない「わたし」と、いつでも勝ち気で物怖じしないイソラはどこに行くにもいつも一緒で、だからお互いが必要で許せなくて、二人の境界は曖昧になる。原書は作者の故郷でもある同地方の方言で書かれいるそうで、翻訳もそのニュアンスを汲んでいるのか荒々しい。成長の淡いにいる主人公の目に映るイメージの破片を眺めているみたいだった。

湘南サナトリウム@nanochka2025年12月13日ちょっと開いた図書館本。汚い言葉が多く、あまり合わなかった。物語が始まってすぐにお手洗いで嘔吐しているシーンがある。あらすじからは耽美系文学を想像していた。

ぬまざき@nmzk2025年12月1日読み終わった国書刊行会っぽくない珍しい本がきたな、と思った。どっちかっていうと河出の本。 10歳の少女とその親友の不謹慎で楽しくてやるせない生活のお話をされていて サリンジャーの作品に見える「子どもの反逆者」みたいな感じがした。ただ主人公よりも親友の方がそういう暴れ方があり、主人公はそんな彼女に憧れて大好きでそしてちょっとしんどさを持ってるのもいい。 ませた子どもが自分を過信して暴れてるなーって感じがすごくよかった。ライ麦畑でつかまえてもすきなので。あの作品で言うところの「ライ麦畑ではしゃぐ子ども」がこちらなのだけれど。

翠@noctambulist2025年9月13日読み終わった穏当な表現では足りない過激な欲望と、粗暴な稚さを曝けだす言葉たちは、群れを成して襲いくる獣のよう。不潔な描写には閉口したが、砂糖をまぶすでも毒を垂らすでもなく、愛らしくもうつくしくもない存在として“少女”をえがくことには、意味があると思う。
いあに@IANI832025年8月23日読み終わった十歳の少女2人の決して清廉とは言いがたい汚なくて乱暴な日々をスペインのカナリア諸島を舞台にして描いた話だった。人前で読むのは憚られるくらいひたすら卑猥な言葉が十歳の女の子のロから延々発せられるのだけど、早熟な子はこんなものなのかもしれない。しかし祖母がやたら売女と叫んでいるし、孫を痩せさせようとちゃんと食べさせないのはなんか……すごい。私の常識を容赦なく壊していく。少女2人はどんどん危うい方へ進んでいくから後半はページを繰るのが止められなかった。ヒリヒリするラストだった。

冬@eiennofuyu2025年7月29日買った読み始めた少女はある時期、カルトになれる。 一瞬のその時期の物語なのかなとまだ序盤ですが怖く楽しみです。 映画17歳のカルテの異常な関係性を思い出しました。


本屋lighthouse@books-lighthouse2025年6月12日読み終わった原文で読みたくなった、つまりグッときたということ。かつてスペイン語を第二外国語で選択していたことを思い出したが、巻舌発音がうまくできることくらいしか誇れることがなかった。








本屋lighthouse@books-lighthouse2025年6月12日まだ読んでるそしてわたしは海を見た、いつも同じものに見える海と空、毎日同じ灰色の濃いかたまり。地区の人々の悲しみは雲なんだ、うなじの先、脊柱の一番上の部分に突き刺さった雲なんだという考えがそのとき浮かんだ。(p.148) 気圧が低いときに頭が痛くなったり、気分が落ち込んだりするのは、首のあたりに雲が突き刺さってるから。そう考えると納得した。







本屋lighthouse@books-lighthouse2025年6月10日読んでる昨日から読み始めた。最初は少々飲みこみにくかったが、途中からギアが上がってきた感じ。作品のギアなのか私のギアなのかはわからない。ルシア・ベルリンの世界をさらにぶっ飛んだものにして、登場人物の年齢を10歳前後にした、そんなような読み心地と形容するのは正しいだろうか。









本屋lighthouse@books-lighthouse2025年6月5日読みたい終わらない発送作業藤岡みなみさんの新刊『ぼちぼち』の流通を委託しているので注文をもらった本屋に発送をしているのだけど、まったく終わらない。明日にはくどうれいんの新刊も30冊きて、ぜんぶ発送しなくてはならない。もうどうすればいいのかわからない。そんななか駄菓子を数個ずつ20回くらいにわけて買いにきたキッズの塊たち、そしてお店のこども読書ちょきんを使って本を買っていくいつものキッズの塊たち、が2時間くらい途切れず、夕方になりやっと帰った頃合いで私は気がつくと「地獄だ......」と漏らしており、キッズの塊たちに紛れて入店していた常連W氏にはきっと聞こえていたであろう。なにもかもを終えたときにはきっと崩壊しているに違いなく、崩壊したまま読むこいつは極上でまちがいない。









まと@maatoo0_zzz2025年5月29日読み終わった一気に読み進めてしまった。 早熟で、性的な方面に旺盛で、始終下品で、あとがきに記載されていた通り『女の子同士の友情と聞くと抱きがちな、天使のようなイメージを打ち壊す話』。 なのに、読み終わった後は何とも言えない読後感を得た。 海は悪魔。 悪魔に食べられてしまったのだろう。


まと@maatoo0_zzz2025年5月24日読んでるちょいちょい文体が決壊している箇所があるけど、それ程では無いな...と読み進めていたら、突然様子がおかしい1話に辿り着く。 句読点を一切使わず、親友へのクソデカな気持ちを綴っているが正直、理解が追いつかないので「考えるな、感じろ」精神で読み進めた。
読谷 文@fumi_yomitani2025年5月24日読み終わった裏表紙の帯に引用されている句読点のない文章を読んで、こここ、これが決壊する文体……ついていけるかしらんと一抹の不安を覚えるも、それはほんの一部で、全部が決壊している訳ではなく、むしろ一気読みだった。 自由なお金も移動手段も持たない子ども特有の、閉塞感あふれる田舎の長い夏休み。海が行き止まりとなる火山島で、別荘地には余所者が来ていて、でも住んでいるのは山の上の集落だから海には行けなくて水路でビーチごっこをする、臆病なわたしと物怖じしない親友のイソラ。 子どもらしく人形遊びやごっこ遊びをする反面、性への過剰な探究&没頭といった尾籠な話も多い。貧困と暴力が風景のようにそこにあって、互いに抱えている悲しみは時に強がりとなって流れ出す。さめほしさんの表紙の女の子がすごく物哀しい泣き顔に見えて、頭の中でずっと主人公のわたしに重なっていた。 訳者あとがきによると、著者は「女の子同士の友情と聞くと抱きがちな、天使のようなイメージを打ち壊す話を書きたい」と思っていたそうで、本作で見事に真逆に振り切っている様はむしろ清々しいほど。 また、本作が小説デビュー作となる著者を見いだした同郷の作家、サビーナ・ウラカと著者との間のストーリーが運命的で、本作誕生秘話として胸に迫るものがあった。 スペイン語圏には本当にぶっ飛んだ小説が多い!と改めて驚かされた。 雨の予感を感じさせるしっとりとした手触りが印象的なカバーに、スピンと花布が可憐なピンクで、そこだけはいかにも可愛らしい10歳の少女だった。






































































