
どんつき団
@dontsukidan
2026年9月29日

水の定規 夕暮宇宙船短編集
夕暮宇宙船
読み終わった
地下BOOKSから2024年に出た『小さき者たちへ』の著者による初の短編集。
この2年間の目まぐるしい活躍。しかも出す作品が波紋を呼び、かつ高い評価を受けるたび自称"地下BOOKS地下宣伝員"としてはまた一つ肩の荷が下りたような勝手な妄想を抱いています。
『小さき者たちへ』の読者なら目次の後のページに配された小さなカットを見た瞬間、こころが強く揺さぶられるでしょう。
同書最後「あとがきにかえて」で利用者の子どもたちがいなくなり、ただ取り壊しを待つだけの公園のプールに描かれた絵がポツンと呟いた台詞が一気に甦るからです。
朝の電車で読んで泣いた。大きな者に弄ばれる小さき者が強さを掴もうと伸ばした手を優しく握るような包容力を持つ作品ばかり。帰りの電車で解説とあとがきを読んでまた泣いた。これ以上は語れません。
ある意味それほどの強い文学性を持っている漫画作品です。