
マロンミルクティー
@hebsmssuwgah
2026年9月30日
オオルリ流星群
伊与原新
読み終わった
小説
高三の夏に空き缶タペストリーを作った仲間が、45歳になって天文台作りのために再び集まる。天文台作りを通して、高校時代のわだかまりやそれぞれの挫折と向き合い、人生をもう一度歩き出す物語です。
特に印象に残ったのは、45歳になった登場人物たちが、それぞれ人生に悩みを抱えながらも、天文台づくりを通して少しずつ前向きになっていくところです。
主人公は当初天文台作りに乗り気ではなく、昔の仲間だからという義務感のような気持ちで付き合っていました。
ですが、彗子が説明する星食の現象に、自分自身の人生を重ねるようになります。
星の光が一時的に見えなくなってしまうように、自分の人生も今は光を見失っているかもしれないと。
そして、最初は乗り気ではなかった天文台づくりを、仲間と力を合わせて実際に成し遂げました。
その「大きなことを成し遂げた」という経験が、主人公たちにもう一度自分の人生を見つめ直す、星の光を探すきっかけを与えているように感じました。
背中を押してくれるような一冊です。






