かのうさん "「夫婦」不在社会" 2026年9月30日

「夫婦」不在社会
村上春樹の小説から、昔から現代の夫婦像に迫り、なぜ夫婦のディスコミュニケーションが生まれるのかを考えようという本。 なんかめちゃめちゃ着地点に納得いったな。 これね、でも結局は親子間の話にもなってくるのではないか。親密性の話でいえば。 現代人、ゆとりが無さ過ぎ。私を犠牲にし過ぎ。 なぜ経済を発展させなければいけないかという本質を考えた時に、手段が目的になってしまっていて、人間本来の活動がおざなりというか。 そこをしっかり考えて働き方を考えたいと思う。 この本を読みながら私が子どもを産む時に放った言葉を思い出した。 私がまだフルタイムで仕事をしていた時に、夫は私に『俺は仕事でなにもしないけれど、子育ても仕事も頑張ってね』と言った。 それを私はああ、この人は仕事しかやる気がないのかと思ったのだった。なのに、私には仕事も子育てもと言ってくる矛盾。 その頃、私の方が稼いでいたので、夫に、 『だったら、専業主夫になればいいじゃん。私が働く。ただし子育ても手伝う』わざと、『手伝う』という言葉を使った。 もちろん自主的にはやるつもりだ。 それに対し夫は『男のプライドがすたるからそれはやめてくれ』 その時は、なんたる男だと思ったけれどなるほどこの本を読んでみると、終身雇用制が崩壊した現在、妻に働いてもらわないといけない現実を知りながらも、プライドだけは昔の男のように持ちたいという夫の構造が見えてくる。 今は、2人の子供が大きくなったのでちょこちょこ働いているが、下の子が持病を抱えているため、学校を休むことも多くやはり全面的に私が子育て&家事という私の部分を担っている。 もっと柔軟な働き方をできる世の中であってほしい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved