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@naschoko
2026年9月29日
夏蚕の翅
冬島いのり
読み終わった
借りてきた
北海道南西部の小さな港町で二人で暮らす姉弟は「あばずれの子」として疎まれている。閉じた世界で行われる静かな暴力と緩やかな回復の物語。
ですます調で書かれた地の文と、登場人物たちの中学生には似つかわしくない言葉遣いが印象的。どことなく歪で現実から遠く離れたような、繭に包まれているかのような雰囲気が心に残る。
アイヌについて語る箇所で急に教科書的な硬さを感じて現実に引き戻されてしまったのは私が北海道出身だからだろうか。
静かに光が差すような終わり方がいい。
